戦場ヶ原のワタスゲ

今日は、妻と一緒に戦場ヶ原のワタスゲを見に行ってきた。

ハッキリしない今年の梅雨入りもようやく週明けには気象庁からの宣言があるらしく、ラストチャンスということで何処かに行こうと妻に提案。地元紙によると戦場ヶ原のワタスゲが見頃を迎えているそうであり、目的はすんなりそれに決まったのだが、それだけではちょっと物足りないのでついでに高山も歩いてこようと、午前9時過ぎに滝上駐車場に到着する。

ちょっとのんびりしていたせいで駐車場はほぼ満車だったが、それほど無理をせずに端のスペースに車を駐めることが出来、身支度を整えて9時6分に歩き出す。高山は我が家でも人気の山であり、妻と2人で歩くのもこれで4回目。山頂付近では散り残ったシロヤシオが見られたが、まあ、それ以外は特筆すべきこともないまま10時32分に山頂に着く。

今はクリンソウの時期にも当たっているため登山者の数はやや多目であり、山頂には4、5組ほどの登山者が休憩していたが、ソーシャルディスタンスの確保は容易。その後、10時57分に下山に取り掛かるが、こちら側のシロヤシオの株数は相当のものであり、見頃のときに訪れていたらさぞかし素晴らしい眺めだったに違いない。

さて、11時33分に着いた尾根上の分岐を右折し、白樺林~林道と歩いて12時5分に小田代ヶ原に入る。しかし、ここのベンチも混雑していたのでそのまま歩き続け、泉門池付近のベンチ(12時52分)に座って2度目の休憩を取る。その先の湿原に入るとようやくお目当てのワタスゲが見られるようになるが、既に見頃を過ぎていたのか、“一面真っ白”とはとても言い難い状態。

その代わりに見頃を迎えていたのが木道の左右に咲き誇るズミの花であり、まあ、確かにちょっと地味ではあるが、これだけ見事に咲いているのを見たのは初めてかもしれない。しかし、湿原を過ぎてしまえばそんな賑やかな雰囲気ともお別れであり、最後はめっきり人影の減った樹林帯の中を歩いて14時28分に駐車場へと戻ってくる。本日の総歩行距離は12.2kmだった。

ということで、高山については山頂までの所要時間が3回連続全く同じ(=1時間23分)という珍記録を更新中なのだが、帰宅後に確認した今回の所要時間は1時間26分であり、残念ながら(?)記録を4回連続に伸ばすことは出来なかった。しかし、ここが楽しいハイキングコースであることは間違いないので、今後も度々訪れることになると思います。
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