会津駒ヶ岳でポケモンGO!

今日は、妻と一緒に福島県にある会津駒ヶ岳を歩いてきた。

4年前、田代山の山頂から眺めたこの山の山容が印象的だったらしく、男体山の次の妻の目標は会津駒ヶ岳と決まっていたのだが、残雪が消え、山野草の花々が咲き出すようになっても、なかなかお天気と我々のスケジュールとが一致しない。先週の3連休のときも散々迷った末に見送りを決めたのだが、それが功を奏して今日の天気予報はまずまずの状況。

さて、なるべく良い駐車位置を確保するため早めに自宅を出発し、午前6時前に滝沢登山口から少し離れたところにある駐車スペースに到着。無理をすればもう少し上に止められそうだが、路上駐車は避けたいのでここで我慢しておこう。上空には青空が覗いており、期待に胸を膨らませて5時56分に歩き出す。

登山口の階段(6時20分)の先にはそれなりの急斜面が続いているが、予想どおり昨夜の降雨はなかったようであり、地面は乾いていて足を滑らせるおそれは少ない。あらかじめ、妻には“上に行けば行くほど傾斜は緩やかになるから”と言い訳をしておき、しばらくの間、見晴らしの利かない樹林帯の中を一歩一歩上っていく。

途中2度ほど休憩を取りながら“山頂まで2.9km”の表示のある水場分岐に着くと、時刻はまだ7時56分であり、うん、このペースなら十分山頂まで行けるだろう。その後も上りは続いているが、ようやく木道(9時11分)に出られて一安心。ベンチ(9時14分)に座って駒の小屋の姿を眺めながら休憩した後は、その小屋を目指して再出発。

あいにく上空は雲で覆われてしまったが、草原の中に続く木道の景色はなかなかイイ感じであり、ガスで何にも見えなかった6年前とは大違い。9時45分に駒ノ大池の畔に設置されたベンチに着くと、目の前には美しい高層湿原が広がっており、最高の雰囲気の中で大休止。最早ちょっとした丘にしか見えない山頂を眺めながら、持参した食料で空腹を満たす。

再出発(10時11分)後は、何とか間に合ってくれたハクサンコザクラチングルマといった花々を愛でながらのんびり木道を歩いて行く。正直、先日歩いた戦場ヶ原の木道と比べてしまうと狭くて歩きづらいのだが、周囲の開放的な雰囲気のおかげでそんな不満はどこへやら、山頂への分岐を右に入ると10時30分に会津駒ヶ岳(2133m)の山頂に着く。

まあ、山頂からの見晴らしがパッとしないのはこの山の唯一最大の欠点であり、それを補って余りあるのが中門岳への湿原ハイキングなのだが、山頂で妻の意向を確認したところ、快く(?)OKが出る。上空は雲の切れ間から時々青空が顔を出す程度だが、暑すぎるよりはマシだろうということで、シラネニンジンワタスゲが咲く中を11時3分に中門岳着。

6年前に来たときはこの標識のところまででUターンしてしまったのだが、その後仕入れた情報によると地形図上の2060mピークはもう少し先にあるそうであり、妻には標識の前のベンチで休んでいてもらい、一人で自己満足のピークハント(11時7分)。小さな池塘をぐるっと回った先にも踏み跡を見掛けたが、まあ、今日のところはここまでで満足しておこう。

さて、標識(11時12分)のところまで引き返して妻と合流し、彼女の体力の回復を待って帰路につく(11時20分)。今度は山頂を巻いてしまうので往路よりも余裕であり、ようやく雲の中から双耳の頭を現してくれた燧ヶ岳をはじめ、周囲の山々をのんびり眺めながら12時6分に駒ノ大池のベンチに戻ってくる。

再びそこに座って休憩を取った後は、再出発(12時32分)〜水場分岐(13時56分。妻が休んでいる間に水を汲みに行ってきたが、一口飲んだ彼女の感想は“普通の水だね”。)〜登山口(15時14分)と往路を引き返して15時31分に駐車スペースに戻ってくる。本日の総歩行距離は15.8kmだった。

ということで、近くにあった駒の湯という日帰り温泉で汗を流してから無事帰宅したのだが、実は、今回の山歩きには娘から託されたもう一つのミッションがあり、それは昨日配信が始まったばかりの「ポケモンGO」を会津駒ヶ岳で試してみること。結果、駒の小屋付近でイーブイをGETして以降、全部で10体のポケモンの捕獲に成功したが、駒の小屋〜中門岳間では電波状況が悪いせいか、一匹のポケモンも捕まえられませんでした。