今日は、妻と一緒に佐野市にある唐沢山を麓にある露垂根神社から歩いてきた。
この山は6年くらい前にやはり妻と歩いたことがあるのだが、そのときは山頂付近の駐車場まで車で上ってしまった故、一度きちんと麓から歩いてみたいと思っていた。調べてみると、露垂根神社の隣にある唐沢山ポケットパークを利用して周回するコースが面白そうであり、午前10時前、残り2台分の空きしかなかった当該駐車場に滑り込む。
唐沢山への登山口は道路を挟んだすぐ反対側にあり、まずは露垂根神社の壁面を飾る「竹林の七賢」の彫刻を見学した後、9時59分に登山口に入る。尾根筋のやや西側に付けられたルートは、まったくと言って良いほどアップダウンのない緩やかな坂道であり、あんまり山歩きっぽくないなあと悩みながら、10時26分につつじヶ丘入口に到着。そろそろ参拝者とのすれ違いも増えるだろうと、ここでマスク代りのネックゲイターを装着する。
その先で薄茶色の猫の歓迎を受けてから舗装された参道(10時30分)に入り、石段を上って10時34分に唐沢山神社本殿の建つ山頂(241m)に着く。その後、名物になっている数匹の猫と遊んだりしながら境内を散策するが、参拝者の数はそれ程多くはないのでソーシャルディスタンスの確保は容易。季節ハズレの春霞のせいで天狗岩(11時5分)からの眺望はイマイチだったが、11時17分に鏡岩ハイキングコースを使って下山に取り掛かる。
こっちでも途中までグレーの猫のお見送りを受けるなど猫神社の歓送迎態勢は万全であり、次回は猫好きの娘の同行もアリかなあと考えながら、11時30分に初心者コースとの分岐に着く。この初心者コースというのは小ピークの巻き道のことであり、その後も2度ほど出てくるが、いずれも使わずに権現堂(226m。11時32分)~飯守山(218m。11時40分)~岡崎山(11時50分)。
その先で再び舗装道路(11時55分)に出てしまうが、本日、試しに使ってみたスマホの“ヤマレコ”アプリによると、しばらく進んだ先から左手の尾根に取り付くルートがあるらしい。12時5分に着いたその分岐には二本の踏み跡が見られたが、最初に使った左手の踏み跡は間違いであり、すぐに引き返して右手の踏み跡に入る。
最初は民家の裏庭にでも続いていそうな雰囲気だったが、間もなく立派な山道へと変貌を遂げ、それを上って12時18分に東屋の建つ山頂(192m)に到着する。なかなか見晴らしの良い場所であるが、浅間山と呼ばれるそのピークには昔は浅間神社が建っていたそうであり、今でも「おたきあげ」という火祭りが行われているそうである。
そんな内容の案内板が立っている小梥神社(12時39分)まで下りてくると、あとは駐車地に向かって街中を歩いて行くだけ。妻に気を遣って最短距離を取ったため、途中、唐沢ゴルフ倶楽部のコースを横断することになってしまい、ちょっと焦ったが、何事もなく13時26分に唐沢山ポケットパークに戻ってくる。本日の総歩行距離は8.4kmだった。
ということで、途中、「岳乃屋」というお店に立ち寄り、久しぶりに佐野ラーメンの味を堪能してから無事帰宅。娘用のお土産に購入したチャーハンもなかなか好評であり、次回があるとすれば、猫とチャーハンをエサに使って、娘を山歩きにおびき出す作戦も検討してみようと思います。