宝篋山

今日は、妻と一緒に茨城県つくば市にある宝篋山を歩いてきた。

ホームグラウンドである古賀志山を除くとこれが今年の歩き始めであり、それにちなんで何やらお目出度そうな名前を持つこの山を選択。つくば市のHPにあるトレッキングマップを見るとちょっとお手軽過ぎるような気もするが、新年早々、妻に藪っぽい山道を歩かせる訳にもいかないということで、そのマップに載っていた小田休憩所に向かって車を走らせる。

休憩所に着いたのは午前8時半頃だったが、驚いたことにそれなりの広さを持つ駐車場は既に満車状態。人気の山とは聞いていたが、予想を上回る混雑ぶりに慌てて信号を一つ戻ったところにある駐車場に向かってみると、幸い、こちらにはまだ余裕があったので、鳥居のそばに車を止めて8時58分に歩き出す。

さて、予定していた極楽寺コースを歩くためには、一度、小田休憩所を経由しなければならないのだが、最初の分岐には「山頂→」の他に「小田山頂→」という古い看板が立っており、う〜ん、“小田山”には用が無いんだよなあ。後続の男性の方とも相談して一度そのまま直進してみたが、間もなく道は消失してしまい、結局、先ほどの分岐に入るのが正解。帰宅後確認したところ、小田山というのは宝篋山の別名だった。

分かりづらかったのはそこくらいであり、愛宕神社の先の分岐を右に入ると要害展望所〜大師堂と歩いて9時37分に小田休憩所。極楽寺コースは、最初、田園地帯の中を進んでいくが、極楽寺公園(9時47分)を過ぎたところから山道となり、可愛らしい“滝”がいくつか出てくる沢沿いに付けられたルートを上っていく。

沢を詰めたところにはベンチが沢山置かれた休憩所(10時22分)が設けられており、そこで休憩をとってから東の方向へトラバース。稜線に着くと本日一番の急登が待っているが、距離は短いのでそれ程の負担にはならない。最後は、明るい雑木林の中に続く山道を歩いて11時8分に山頂(460.7m)に着くことが出来た。

広々とした山頂では多くの登山者が休憩していたが、ベンチの方も沢山用意されており、我々もその一つに腰を下ろして大休止。途中では薄らと見えていた富士山は靄に隠れてしまったが、目の前には筑波山がドーンと聳えており、別の場所からは霞ヶ浦を望むことも出来る。もっとゆっくりしていても良かったが、次々と上ってくる後続者にベンチを譲らなくてはならず、11時48分に再出発。

帰路に使用した小田城コースはちょっぴり地味ではあるものの、超スローペースの我々でも1時間程で下山できてしまうというお手軽さが魅力的。12時53分に駐車場に戻ってくると本日の総歩行距離は7.5kmであり、ちょっと遠回りをして「やさと温泉 ゆりの郷」で汗を流してから無事帰宅した。

ということで、変化に富んだ極楽寺コースとお手軽な小田城コースとの組合せは実に上手く出来ており、山頂からの眺望も良好ということで、この山の人気の高さにも素直に納得。次回は、是非、娘も連れて桜の時期にでも歩いてみようと思うのだが、駐車場を確保できるのかだけがちょっぴり心配です。