石裂山を南尾根から

今日は、お手頃なロングコースの第36弾ということで、石裂山の南東に続く尾根を一人で歩いてきた。

県内に出されていたコロナの緊急事態宣言も昨日で解除となり、ようやく“お散歩”以上の山歩きも大目に見てもらえそうな雰囲気。そこで選択させて頂いたのが、7年前に歩いた三峰山の先から石裂山へと続くルートであり、まあ、ここなら他の登山者に会う心配も少ないだろうと思いながら、午前7時半頃に林道西の入線への入口付近の路肩に車を止める。

7年前に訪れたときとは異なり、周辺では南摩ダムの建設工事が進められているようであり、近くにいた関係者の方の指示に従って駐車場所を移動してから7時43分に出発。しばらく林道西の入線を歩いていくと支線への分岐(7時58分)があり、その先に現われた作業道(8時9分)を使って山中へと入っていく。

放置されたままの作業道は荒れており、最初の頃は倒木に悩まされるが、適当にショートカットを繰り返して8時26分に尾根筋にたどり着く。ここからが本日の尾根繋ぎの始まりだが、コロナ禍のせいで(?)すっかり勘が鈍ってしまったようであり、開始して間もなく大きな軌道修正を強いられる。

これではイカンと気合いを入れ直してから鉄塔(9時16分)~石の祠(=石仏あり)のあるピーク(9時27分)と進み、次の長~い急斜面を喘ぎながら上って10時4分に石の祠(=石仏なし)のあるピーク。そこから先は東電の巡視路になっているようであり、それを辿って10時12分に鉄塔の立つ694.9Pに着くと、そこには「点名 日向倉」の表示があった。

さて、小休止の後に歩き出すとその先にも巡視路は続いており、左手に鉄塔(10時48分)を見ながら地形図上に破線が描かれている鞍部へと下りていく。その先からは右手に明確な作業道が見られるようになるが、ここは例によって尾根筋にこだわることとし、762Pへと続く長い斜面を一歩ずつ上っていく。

その762P(11時44分)の前後にある岩場がちょっとイヤらしいが、そこは事前学習(=「みつまんの山歩きメモ3」の管理人さんのタイムリーなレポートがとても参考になった。)どおり右→直→右→右の要領で無事通過。これで一安心かと思いきや、その先に続く岩まじりの尾根もなかなかの手強さであり、12時17分に一般登山道と合流したときには、正直、ホッとした。

ここから月山までの尾根は過去にも2度ほど歩いているので、これで下山しても良かったのだが、今日はまだ名前のあるピークを踏んでいない故、そのまま石裂山を目指す。しかし、既に4時間以上歩き続けてからの石裂山は過去2回とは比べものにならないくらいタフであり、何度か後悔をしながらようやく山頂(879.5m。12時47分)にたどり着く。

平日のせいもあって山頂は無人であり、小休止の後、再び歩き出して13時3分に月山(890m)に着く。ここからはずっと下りが続くことになるが、決して歩きやすい訳ではないので、ケガをしないよう慎重に歩を進める。麓の加蘇山神社まで下りてきたのは14時1分のことであり、その後は舗装道路をテクテク歩いて15時41分に駐車地に戻ってくる。本日の総歩行距離は21.8kmだった。

ということで、予想していたよりもちょっと時間はかかったが、とりあえず計画どおり20km以上の距離を歩き通すことが出来たので一安心。結局、山中では誰とも出会わなかったのでコロナ感染対策は満点であり、次は月山から大滝山(1070.3m)までの尾根を歩いてみようと思います。
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