芝草山

今日は、妻と一緒に日光市中三依にある芝草山を歩いてきた。

当初の予定ではもう少し距離のある山歩きを考えていたのだが、急遽、明後日に東京ディズニーランドに遊びに行くことになってしまい、(妻の?)体力温存を図るために県内の低山へ計画変更。事前学習によると途中に出てくる大岩の通過が難しそうだが、まあ、ロープも設置されているらしいので何とかなるだろうと思いながら、午前8時頃に太郎温泉の先の橋を渡ったところにある駐車スペースに到着する。

さて、身支度を整えてから8時12分に出発。そのまま舗装道路を歩いて行くとカーブミラーのところに登山口の表示(8時13分)があり、そこを右に入るときちんと整備された東電の巡視路が続いている。前に歩いた弥太郎山のものよりちょっぴり傾斜がキツいのは気になるが、落葉樹の紅葉はちょうど見頃を迎えており、それを楽しみながら歩いて8時49分に33号鉄塔。

その先の分岐(8時57分)で巡視路を離れてしまうが、尾根上に続く登山道は比較的明瞭であり、枯れ葉に埋もれていても識別は可能。しかし、傾斜は一向に収まらず、やっぱり弥太郎山のときより大変みたいだなあと考えながら歩いて行くと、9時38分に懸案の大岩に行き当たる。

ルートはその岩の左手に付けられており、上に行くほど傾斜は増していくものの、ロープと木の根を伝っていけば大丈夫。上りきったところにある岩に腰を下ろして休憩を取った後、再び歩き出すと、やせ尾根上に続く登山道はなかなか快適であり、うん、こういうのを待っていたんだよなあ。

しかし、喜んでいたのも束の間、山頂直下はそれまでとは比べものにならない程の急斜面であり、枯れ葉で滑りそうになるのをグッと堪えてようやく芝草山(1341.7m。10時36分)の山頂にたどり着く。予想したより大変だったけど、2時間半という所要時間は当初の予定どおりであり、妻もなかなか地力が付いてきたみたい。

山頂から眺められる日光白根山の頭や会津方面の山々はすっかり白くなっており、昨日の八ヶ岳とは大違い。やっぱり標高よりも日本海側から吹き付ける寒気の影響の方が大きいんだねえ等と妻と話しながら持参した食糧でゆっくり空腹を癒やし、11時2分に下山に取り掛かる。

さて、帰りは往路を引き返すだけであり、まあ、枯れ葉に足を取られて俺が一度尻餅をついたのとロープ場の下りで妻が苦戦を強いられたのはご愛敬だが、大岩(11時37分)〜巡視路分岐(12時23分)〜33号鉄塔(12時28分)〜登山口(12時54分)と歩いて12時56分に駐車スペースまで戻ってくる。本日の総歩行距離は6.4kmだった。

ということで、恒例の日帰り温泉は時々地元紙などでも紹介される「男鹿の湯」を利用してみたが、まあ、特にこれといった印象は残っていない。なお、帰りの車中での妻の話によると足の裏にいくつかマメが出来ていたらしいのだが、それを笑って話せるようになったのだから、彼女もようやく山歩きの楽しさが分かってきたのかもしれません。