塩沢山

今日は、妻と一緒に旧藤原町にある塩沢山を歩いてきた。

先日の弥太郎山が意外に好評だったので、今回も似たような(?)地味な山を物色。若見山とこの山が最終候補に残ったが、妻に確認したところ距離が長くなっても良いというお答えであり、それなら後者で良いだろうということで午前8時頃に“そば処もくりん”の手前左側にあるふれあい広場の駐車場に着く。

身支度を調えて8時4分に出発すると、歩いてすぐの右手に“塩沢山入口”の標識(8時6分)が立っており、ここが登山口になるらしい。周囲には昨年の水害によるものと思われる土砂が堆積していてちょっぴり荒れた雰囲気だが、その先の狭いトラバース道には被害は無かったようであり、右手の沢に滑落しないように気を付けて歩いて行く。

ちょっとした崩落地の先で沢(8時32分)を渡り、斜面に付けられたジグザグ道を上がっていくが、先日の弥太郎山に比べると明らかにジグザグの区間が長そう。“一服ウチワ”の標識(8時51分)のあるところでようやく尾根に出るが、その少し先にある尾根道とジグザグ道との分岐で(妻が)傾斜の少ない後者を選択したために再びジグザグ開始。

9時9分に“遊雪の君”なる小ピークに到着し、少し下った後の斜面でもまだジグザグは続いているが、しばらくすると傾斜が緩んできてようやくジグザグ道から解放される。右手には高原山が眺められるようになり、妻と“こういう道ばかりなら最高なのにね”と話しながら平坦になった道を歩いて行く。

しかし、幸せな時間はそう長くは続かず、今度は山頂直下の急登の始まり。“橅見坂”の標識(10時10分)を横目で見ながら、急斜面に付けられた登山道をほぼ真っ直ぐに上っていくのだが、何故ここに来てジグザグを忘れてしまったのか理由は不明。それでも最後まで頑張って10時24分に山頂(1264m)に着く。

一応、栃木百名山の一つであり、もう少し登山者が入っているかと思ったが、ここまで出会ったのは歩き始めてすぐにすれ違った下山中の男性一人だけであり、特に見るべきものの無い山頂にも誰もいない。妻から“余程人気の無い山なんだね”とからかわれながら持参した食料で空腹を満たし、10時48分に下山に取り掛かる。

復路は、遊雪の君〜一服ウチワ間で尾根道を選択した以外は往路と同じであり、橅見坂(10時56分)〜遊雪の君(11時39分)〜一服ウチワ(11時51分)〜徒渉地点(12時9分)〜登山口(12時29分)と歩いて12時31分に駐車場着。本日の総歩行距離は7.3kmだった。

ということで、“先日の弥太郎山と似たような〜”というのは雰囲気だけの話しであり、平坦な部分が少ないということで、体力的にはこちらのほうがずっと大変。しかし、妻には久しぶりの良いトレーニングになったようであり(?)、道の駅湯西川の温泉施設“湯の郷”で疲れを癒やした後、日光の明治の館に立ち寄って娘へのお土産を購入してから帰宅しました。