二股山でカモシカと遭遇

今日は、妻と一緒に鹿沼市の二股山を歩いてきた。

妻との山歩きも今回で三週連続。あまりご負担をお掛けするのも憚られるため、どこか楽そうなところはないか調べていると、二股山の情報に詳しい“わたなべ(様)のホームページ”で、加園からの回遊コースが倒木による通行不能から“仮復旧”になった旨の記述を発見。下久我コースは2009年の大晦日に一人で歩いているが、ヒカゲツツジも今が見頃ということで、午前8時過ぎに“登山道入口マデ0.3km”という標識の手前にある駐車スペースに到着する。

さて、身支度を調えて8時22分に出発し、登山道入口(8時29分)を右折して加園回遊コースの往路に入ると、2月の大雪による倒木被害の惨状が目の前に広がっている。妻と“被災地の視察みたいだね”と話しながら歩いて行くが、HPの情報どおりルート上の倒木はきちんと処理されており、それが出来ないところには新ルート(8時41分)が付けられている。

斜面をジグザグに上って倒木地帯を脱出し、つつじ岩(8時58分)のすぐ手前で尾根に出る。430mのベンチ(9時13分)の先にはイワウチワの群生地があるが、時期的にちょっと遅いのと株数が最近になって激減しているらしいことから、花が咲いていたのはほんの数株程度だった。

しばらくしてからそろそろ山頂かなあと思って周囲を見渡すと、正面に見える稜線上に何かが動いているのが目に入る。目を凝らしてよく見るとそれはカモシカであり、予期せぬ出会いに妻と二人で大喜び。このときは相当距離も離れていたが、展望地(9時31分)の先にある雷電様(9時40分)の手前ではほんの数mの距離で再会することが出来、写真に収めることにも成功した。

また、雷電様の周囲ではお目当てのヒカゲツツジも満開の状態であり、大満足の気分で二股山南峰(569.6m。9時42分)に到着。その後、キレットを慎重に通過して9時56分に着いた北峰の山頂でベンチに座って本日最初の休憩を取った。ただし、スティックコーヒーを持ってくるのを俺が忘れてしまったため、コーヒーブレイクにはならなかった。

さて、下山も加園コースの復路を利用させてもらうことにし、10時13分に下久我コースと別れて斜面をジグザグに下りていくが、倒木の状態は往路よりもこちらの方が酷く、未整備状態だったらとても歩く気にはならなかっただろう。しばらく先で、チェーンソーを使って倒木を処理されている方とお会いし、お礼を言って別れたが、あの方がHPの管理人さんだったのかもしれない。

登山道入口(10時58分)を経由して11時6分に駐車地まで戻ってくるが、今日は比較的歩行距離が短いということで恒例の日帰り温泉は無し。代わりに二人とも大好物である太田堂の豆大福を買って帰る予定だったが、まだ午前中だというのに早くも売り切れだった。

ということで、帰宅してからネットで調べてみたところ、過去にも数件、二股山でカモシカと遭遇した事例の報告があった。迷子だったら可哀想だと思っていたのだが、あの一帯が彼等のテリトリーになっていることが分かり、ちょっぴり安心しました。