竜ヶ岳

今日は、妻と一緒に山梨県にある竜ヶ岳を歩いてきた。

この山は正月にダイヤモンド富士が見られることで有名であり、まあ、その時期は過ぎてしまったものの、雪を纏った富士山を間近から眺めるのはさぞかし気持ちが良いだろう。自宅から遠いため単独で訪れるのは億劫だが、妻を誘ってみたところ幸いOKが貰えたので、少し早起きをお願いして午前8時過ぎに本栖湖の湖岸にある無料駐車場に到着する。

身支度を整えて8時16分に出発。車道を外れて冬季休業中のキャンプ場に入っていくが、そこにあった標識に従って進むと再び車道に出てしまい、そのしばらく先で“竜ヶ岳登山道入口”の標識(8時30分)を発見。そこに入ると間もなく二枚目の“竜ヶ岳登山道入口”の標識(8時32分)が立っており、そこを鋭角的に左折して尾根に取り付く。

今日の天気は快晴ではあるが風が強いという予報であり、オーバーグローブ等、万全の防寒対策を講じてきたのだが、今のところ風は穏やかでとても良いコンディション。9時5分に着いたベンチの所からは富士山や本栖湖の様子を一望することが出来、うん、やっぱり来て良かったなあ。

その先からはいつでも左手に富士山を拝めるようになり、9時33分に着いた見晴らし台からの眺望は壮大そのもの。ちなみに、今歩いているのは「石仏ルート」というところらしいのだが、その見晴らし台のすぐ傍にある犬小屋(?)みたいなものの中に石仏が鎮座しているのを知ったのは、その翌日のことだった。

そんな訳で、“なかなか石仏が出てこないねえ”と妻と話しながら、笹原の中に続く霜解けでぬかるんだジグザグ道を上って行くが、傾斜が緩やかになってもなかなか山頂が見えてこない。結局、湖畔登山口分岐(10時18分)を通過して竜ヶ岳(1485m)の山頂に着いたのは、10時30分のことだった。

広い山頂にはテーブルとベンチが設置されているが、既に先客に占領されていたため、持参した携帯用ザブトンを地面に敷いて腰を下ろす。少々の風はあるが、休憩の邪魔になるようなことはなく、おにぎりとカップラーメンで空腹を癒しながら心行くまで美しい富士山の姿を眺めさせて頂いた。

さて、11時12分に下山に取り掛かると、まずは端足峠(11時50分)まで一部それなりの急斜面を下りていく。しかし、そこを右に入ると想像していたよりずっと緩やかなルートが続いており、泥濘もないためとても歩きやすい。平坦になるまで下りてきたところの分岐(12時28分)を右に進むとやがて車道(12時38分)に出ることが出来、最後はそこをテクテク歩いて13時29分に駐車場に戻ってくる。本日の総歩行距離は11.4kmだった。

ということで、あらかじめ調べておいた「富士眺望の湯 ゆらり」で汗を流そうと思ったが、駐車場が空くのを待つ車が行列を作っている状況を見てあっさり断念。そこに限らず、道の駅もコンビニも大賑わいの様子であり、富士山麓の観光地としての人気の高さに驚かされながら帰途につくことになりました。
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