麦草峠から北横岳

今日は、北八ヶ岳に属する6つの山を麦草峠からの周回で歩いて来た。

明日からの3連休は台風の影響により山歩きは絶望的な状況。仕方がないのでその前日に休みを取ることにしたのだが、妻との調整が付かなかったために4月の武甲山以来5ヶ月ぶりの単独行となる。行き先はもう一度しっかり歩いてみたいと思っていた北八ヶ岳であり、出発地点の標高(2120m)が高いので冬場の低山巡りのような感覚で歩けるだろうと期待しながら午前6時前に麦草峠の無料駐車場に着く。

身支度を整えて5時50分に出発。車道を佐久穂町との市境まで引き返したところが登山口であり、そこを左に入るとすぐに茶水の池(5時53分)の標識が立っている。その後も標識の類いは豊富であり、石のゴロゴロした樹林帯の中の登山道を大石峠(6時1分)〜中小場(6時10分)〜展望台分岐(6時29分)と歩いて6時31分に茶臼山展望台。青空の下には北八らしい優しい風景が広がっており、うん、やっぱり来て良かったなあ。

見晴らしの無い茶臼山山頂(2384m。6時36分)を過ぎると早くも名物の(?)縞枯が見られるようになり、鞍部(6時44分)〜展望台分岐(6時52分)〜展望台(6時54分)とちょっと寄り道をしてから7時8分に縞枯山(2403m)に着く。しかし、ここも見晴らしは無いのでそのままノンストップで雨池峠(7時22分)へと急降下。

ここの先からちょっと道幅が狭くなるがルートは依然として明確であり、7時33分に雨池山(2325m)。次の鞍部(7時41分)を過ぎると本日一番の岩場の急登となり、三ツ岳I峰(7時55分)〜II峰(8時4分)と進んで8時14分にIII峰到着。昨年2月の残雪期に妻と北横岳を訪れた際、余裕があればここも歩いてみるつもりだったのだが、そのとき断念したのは大正解と思わせるような岩場の連続だった。

さて、三ツ岳分岐(8時38分)の先からはもはやお馴染みのルートであり、北横岳ヒュッテ(8時42分)〜南峰(8時51分)と歩いて8時54分に北横岳(2480m)に着くと、どうやらロープウェイ利用者の先を越すことが出来たようであり、いつも満員の山頂を今日は独り占め。

快晴の山頂からは懸案となって久しい槍穂の姿も良く見えており、たぶん今年も無理だろうなあと思いながら熱いコーヒーを啜っていると、双子池ヒュッテから来たという若者が反対側から上がってくる。彼に山頂を譲り渡すべく再出発(9時4分)すると、北横岳ヒュッテ(9時14分)〜三ツ岳分岐(9時17分)と歩いた先からロープウェイ利用者とすれ違うようになり、彼らに道を譲りながら9時42分にロープウェイ山頂駅。

100円支払って駅のトイレをお借りしてから“麦草峠・五辻”方面への分岐(9時47分)を入ると、しばらくはとても歩きやすい木道が続いており、そこを歩いて五辻(10時8分)〜出逢の辻(10時27分)。ここを左折して大石峠に向かうのが最短コースだが、まだスタミナは十分残っているのでそのまま車道を横切って狭霧苑地(10時38分)〜斧断ちの森(10時48分)〜麦草ヒュッテ(11時2分)。

さて、これで一応ミッション終了であるが、まだ時刻は早いのであらかじめ考えておいたエクストラ・ステージへ突入。ヒュッテの先の分岐(11時7分)を“丸山・高見石”方面に入ると、地味〜な山道にもかかわらず結構な数の中高年登山者が同じルートを歩いており、意外に人気があるみたい。ようやく着いた山頂らしき場所にそれを示す表示は見当たらなかったが、その先の岩場のところに“丸山頂上2329m”の表示(11時44分)が隠れていた。

その先を下りたところにあるのが高見石小屋(12時2分)であり、ここでも多くの登山者が休憩中。小屋の裏手にある高見石に上ってみると最終目的地である白駒池を見下ろすことが出来、そこに向って相変わらず石のゴロゴロした斜面を下っていくと12時32分に白駒荘。白駒池の畔に建つこの宿のベンチは、(登山者というより)大勢の観光客によって埋め尽くされていた。

ちょっと場違いの感はあるが、ここを逃すともう適所は無くなってしまうためベンチから少し離れた場所に腰を下ろして腹拵え。10時間経過後もまだカップ麺に使える程の熱量を保っている山専ボトルの性能は素晴らしく、大したもんだなあと感心しながら素早く食事を済ませ、12時48分に腰を上げる。

有料の白駒池駐車場分岐までは苔を見に来たらしい多くの観光客に混じって歩くが、正直、こんな景色はもうお腹いっぱい。“白駒の奥庭”から先もとても歩きやすい山道が続いており、二度目となる麦草ヒュッテ(13時15分)の前を通って13時17分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は17. 7kmだった。

ということで、期待したとおり変化に富んだ素晴らしいハイキングコースであり、久々の単独行を十分楽しむことが出来た。しかし、トレーニング用としては少々楽をし過ぎたようであり、ちょっぴり楽しみにしていた(?)翌朝の筋肉痛は皆無。次回の単独行ではもう少し上りの続くようなコースを選ぶ必要がありそうです。