守子神社から釈迦ヶ岳

今日は、これまで何度か訪れている釈迦ヶ岳を、守子神社登山口からの周回で歩いてきた。

この登山口の存在はちょっと前から聞いてはいたのだが、4年前に歩いた西平岳からの周回コースと途中から重なってしまうため、食指が動かなかった。しかし、「日光連山ひとり山歩き」というHPのレポートによると釈迦ヶ岳からミツモチ方面経由で周回できるそうであり、それならなかなか面白そう。

登山口付近の駐車スペースが狭そうなのが心配だが、シーズンオフの平日ならば大丈夫だろうということで、午前8時頃に登山口到着。案の定、4台くらい止められる駐車スペースに他の車の姿は無かった。

8時5分に“釈迦ヶ岳登山口”の立派な標識の立っているところから山道に入ると、最初は平坦だったルートも守子神社(8時24分)の先から緩やかな上り坂に転じ、西平岳登山口分岐(8時37分)を過ぎるとさらに傾斜を増していく。急登という程ではないが、ついつい先を急いでしまうのでこれくらいの傾斜が一番キツイんだよなあ。

そんな上りも前山の山頂手前の分岐(9時9分)までで一段落であり、その後はいくつかのアップダウンを越えて9時54分に釈迦ヶ岳山頂(1795m)に到着。誰もいない山頂からは360度の見晴らしが可能であるが、日差しが弱い上に風がとても冷たいということで、自宅にメールしたくらいで下山に取り掛かる。

さて、山頂から北に向かう下山路には先週末の雪がまだしっかり残っていたが、特に滑りやすいということもないので持参した軽アイゼンの出番は無し。鶏頂山分岐(10時4分)〜剣ヶ峰分岐(10時56分)〜矢板市最高点(11時5分)と歩いて、11時11分に着いた八海山神社で腹ごしらえ。

再出発後は、ショートカット(11時35分)を使ってミツモチへのルートに入る。地形図上に記載のあるミツモチ手前の分岐のところに立っている標識(12時00分)に分岐の表示は無く、踏み跡も見当たらないが、そこをちょっと過ぎたところから右手の笹原に入っていくとうっすらとした踏み跡らしきものを発見。

間もなくその踏み跡は見失ってしまうが、尾根の形は見えており、藪もほとんど問題にならないためGPSを片手にどんどん進んでいく。太い杉の木の幹に付けられた赤ペイント(12時16分)以外、目印らしい目印が見当たらないのがちょっぴり不安だったが、古めかしい石杭(12時20分)の先からは何故か赤ペイントの大安売り。

最後は、斜面を急降下して“保健保安林”の看板のところで尚仁沢林道(12時35分)に降り立つと、そこから先は林道守子線入口(12時42分)〜精進橋(12時44分)と舗装道路を歩いて、12時52分に駐車スペースまで戻ってくる。本日の総歩行距離は13.7kmだった。

ということで、今回のコースの最大の難点は登山口までのアクセスの難しさ。県道63号線の分岐を北に入り、最初の分岐を右折して林道黒沢線〜林道守子線と細い林道を進んでいくと、途中、二ヵ所ほど通行止めのバリケードが路上に設置されているのだが、乗用車一台分のスキ間が確保されているので、まあ、先に進んでもあまり良心は痛まない。ちなみに、精進橋に設置されているバリケードは全面通行止めになっているため、登山口まで東側から入ることは出来ません。