浅間隠山

今日は、妻と一緒に群馬県にある浅間隠山を歩いてきた。

5連休の初日ということで、本当はもっとメジャーな山を歩きたいところなのだが、北アルプス八ヶ岳まで足を伸ばしてしまうと帰りにGWの渋滞に巻き込まれてしまう可能性大。この山も一応(?)日本二百名山には選ばれており、まあ、北関東自動車道であれば渋滞があっても大したことはないだろうと考えて、午前8時過ぎに県道54号線の“カーブ6”の地点にある駐車スペースに到着する。

身支度を調えて8時23分に出発。車道を少しだけ引き返すと、カーブ7の地点に登山口を示す立派な看板(8時25分)が立てられており、“山頂まで約90分”の文字が添えられている。最初はカラマツ林の中をジグザグに進んでいくのだが、芽吹いたばかりの新緑が青空に映えてとても美しい。

十数分ほど歩いて稜線に出るとしばらくの間は平坦な道が続くが、北軽井沢分岐(8時56分)を過ぎると次第に傾斜が増してくる。ルートは急斜面を直線的に上っていくものと比較的なだらかジグザグ道とに細かく分岐しているが、どちらを選ぶかは妻に一任し、俺は彼女の後を忠実に付いていくだけ。

岩の露出の少ない山道は所々で深く抉れてしまっており、これも人気の山の宿命なんだろうが、今のうちに何らかの手当が必要なんじゃなかろうか。そんなことを考えながら歩いていると、山頂手前の分岐を左に入って10時1分に浅間隠山(1757m)の山頂に着いた。

山頂には数組の登山者が休憩しており、我々も邪魔にならないところを探して腰を下ろす。春霞のためにあまり遠くの山々は見えないが、正面に聳える浅間山の存在感は格別であり、おにぎりを食べながら妻と相談した結果、カラマツが黄色に染まる紅葉の時期にチャレンジしてみようということになった。

さて、小一時間ほど休憩した後、10時52分に下山に取り掛かる。乾いた土の急斜面は意外に滑りやすかったが、北軽井沢分岐(11時46分)〜登山口(12時14分)と歩いて、12時16分に駐車スペースまで戻ってくる。本日の総歩行距離は5.7kmだった。

ということで、恒例の日帰り温泉は登山口から一番近い「はまゆう山荘」の“美肌の湯”を利用。立派な建物に対し、入浴施設は露天風呂も無い簡素なものだったが、時刻が早かったせいもあって他の入浴客はほとんどおらず、ゆっくり汗を流す。その後も渋滞に巻き込まれることは無く、無事帰宅することが出来ました。