久しぶりの鞍掛尾根はルール違反?

今日は、休日出勤だった昨日の代休を利用して鞍掛尾根を歩いてきた。

連休初日の5月2日、早朝散歩のために日の出時刻前に古賀志山へ向かったのだが、何と道路脇を含めて森林公園の駐車場は全面閉鎖。まあ、趣旨は明白であり、路駐も大人気ないかとスゴスゴ帰宅して森林公園のHPを確認してみると、GW最終日の5月6日まで使用できないそうであり、仕方がないのでGW明けに鞍掛尾根でも歩いてこようと決めていた。

そんな訳で、今日の午前8時過ぎに森林公園の駐車場に着くと駐車場の閉鎖はまだ解除されておらず、十数人の登山者が困り顔で屯している。どうしようかと一瞬迷ったが、ここで待っているよりも出発地点を鞍掛山に変更した方が良さそうであり、車でそちらに向かってみると、3台しか止められない駐車スペースにはまだ1台分の余裕が残っていた。

しめしめとほくそ笑みながら身支度を整えて8時34分に出発。ここを歩くのは2018年2月18日に妻と一緒に歩いたとき以来だが、まだ2年しか経っていないのに周囲の雰囲気が随分変わっているのに気づく。そういえば、個人的にはこのコースはもっぱら“冬の散歩道”だった訳であり、こんなに草木が繁っている時期に歩くのは初めてのことかもしれないなあ。

そんなことを考えながら大岩(9時1分)~鞍掛山頂(9時7分)~シゲト山(9時23分)~猪倉峠(9時37分)~494ピーク分岐点(10時10分)~斑根石山(10時48分)~中尾根最高点(10時54分)と歩いて、11時9分に富士見峠に着く。ここまでで出会ったのは同じ駐車スペースに止めてあった車の持ち主と思われるお二人だけであり、いわゆるソーシャルディスタンスの確保はほぼ完璧。

富士見峠の先からはさすがに登山者の姿が増えてくるが、それでも平日ということで10分毎に一人とすれ違う程度であり、古賀志山頂(11時18分)から御嶽山(11時29分)まで足を伸ばしたところでUターン。長い階段を使って11時49分に南登山口まで下りてくると、そこから先は休息を兼ねて舗装された林道をのんびり歩いて行く。

ところが、休業中の釣り堀の先から車道に出るところに通せんぼがしてあり、「新型コロナウィルス感染症拡大防止のため登山・ハイキングは当面の間ご遠慮願います」との看板(12時12分)が立っている。どうやら自粛期間は5月6日から「当面の間」に延期されたようであり、う~ん、ちょっとマズかったかなあ。

しかし、今さらどうすることも出来ず、そのまま森林公園の駐車場(12時19分)まで進み、長い路上駐車の列を横目で見ながら再び山中へ入る。疲労の蓄積と少々の罪悪感からなかなかペースは上がらないが、何とか頑張って12時44分に最後の小ピーク。その先では、大岩上からも眺められたとおり大規模な伐採が行われており、すっかり様変わりした尾根を下って13時4分に駐車スペースまで戻ってくる。本日の総歩行距離は11.5kmだった。

ということで、結果的にルール違反になってしまったが、まあ、これくらいの人混みであれば「新型コロナウィルス感染症拡大防止」の大きな支障にはならなかっただろう。ちなみに所要時間は4時間30分であり、ここを良く歩いていた頃に比べると1時間弱遅くなっている。当分、県外には行けそうにないので、「昔の1.2倍」を念頭に置いて過去に歩いた県内の山々を再訪してみようと思います。
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