アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

今日は、妻&娘と一緒にディズニーの「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」を見に行ってきた。

大ヒットとなった「アリス・イン・ワンダーランド(2010年)」の続編であるが、一足先に公開された全米での評価は今一つのようであり、正直、期待感はあまり湧いてこない。妻から“字幕版では適当な上映時間のものが無いんだけど…”と相談されたときも、“吹き替えでもいいんじゃない”という気のない返事をして映画館へ。

さて、ストーリーは、家族を失った悲しみに打ちひしがれたマッドハッターを救うため、アリスが時間を遡って彼の家族の行方を追うというもの。しかし、“何でもアリ”の世界観の割には、“過去は変えられない”という至極フツーな結論になってしまっており、意外性に乏しく、笑いどころが少ないのが大きな弱点。

また、マッドハッターに扮したジョニー・デップの活躍があまり見られないのも残念ではあるが、前作から美しく成長したアリス役のミア・ワシコウスカの魅力がそれを完璧に補っており、個人的に大きな不満はない。まあ、これもマトモ過ぎると言われるかもしれないが、赤の女王と白の女王との和解も、実はとても嬉しかった。

ということで、前作同様、グラフィックの美しさは超一流であり、(期待値が低かったせいも多分にあるのだろうが)恐れていたほど酷い作品ではない。しかし、前作の遺産を食い潰すことが出来るのもおそらくこれが限界であり、第3作目はキッパリと諦めた方が良いでしょう。