SP 野望篇

今日は、家族で「SP 野望篇」を見に行ってきた。

普段、あまりTVドラマというものを見ない方なのだが、この「SP」に関しては妻か娘かが見ていたのをたまたま一緒に見たのがきっかけで、結局、例の意味深な最終回までしっかり付き合うことになってしまった。まあ、TV局によるこういうあざとい商売にはなるべく乗らない方が良いのだろうが、気になるものは仕方がない。

さて、出だしのアクションシーンはなかなかの迫力であり、映画版は流石に力が入っているなあと感心してしまったのだが、どうやらこれで制作費の大半を使い果たしてしまったらしく、その後は大変質素な展開へ。特に人件費の削減努力には並々ならぬものがあり、次から次へと知らない俳優さんが出てくるので、正直、誰が誰なんだか区別がつかない。次回作で明らかになる予定の“大儀”の中身も、相当スケールの小さいものになりそうだなあ。

しかし、そこはTVドラマをベースに持っていることの強みということで、お馴染みのSPメンバー4人が任務遂行のために悪戦苦闘する様子には見ているこっちも一喜一憂。特に主役の岡田君が演じるアクションシーンはなかなか見応えがあり、これが本作の一番の見所であることは間違いない。

ということで、その見せ場を確保するためにちょっと不自然な展開も散見されるのだが、物語の発端となった20年前の事件の真相も依然として不明のままであり、まあ、岡田君の頑張りに免じて続編も見に行くことになりそうです。