反則日時 8月○日午前4時○分ごろ
反則場所 市内某所
反則事項 指定場所一時不停止
この状況だけからイメージすると、まだ夜も明けやらぬ早朝にタイヤを軋ませながら街中の交差点を暴走する若者の姿が浮かんでくるかもしれないが、残念ながらこの反則行為を行ったのは俺であり、この度、生まれてはじめて警察の御厄介になってしまった。
まあ、確かに赤信号の点滅している交差点で車を完全に停止させなかったことは事実であるが、現場は比較的見通しのきく交差点であり、あらかじめ十分にスピードを落として他に車や歩行者がいないことを確認してから交差点を左折しているので、交通事故を起こす危険性は(ドーキンス風に言えば)“ほとんど確実に”なかったと思う。
しかし、俺のようなマヌケなドライバーを捕まえるためにおそらく徹夜で見張っていたであろう二人の若いお巡りさんに対して、そんな理屈が通じる筈もないことは十分承知しているところであり、その場は黙って違反キップを頂戴し、反則金7,000円も先日銀行でお支払いさせて頂いた。
でもねえ、一納税者の立場から言わせてもらえば、そこまでして30年間無事故無違反という優良ドライバー(=俺)を捕まえることに、一体どんな意味があるんだろう。まあ、これからはどんな状況でも無人の交差点でキッチリ一時停止するようになるのかもしれないが、もともと交通事故発生の危険性は限りなく0に近かった訳であり、それによる実質的な改善効果はほとんど無いと言って良い。
そして、そんなことのために我々の収めた税金が使われているのであれば、やっぱりそれは税金の無駄使いだとしか思えない訳であり、警察行政に携わる皆様におかれましては是非とも交通事故を減らすためにもう少し効率的な税金の使い方を考えて頂きたいところである。
ということで、俺が犯罪者になったから言う訳ではないのだが、最近ののりピー関連の報道はあまりにも酷いねえ。前の光市母子殺害事件のときもそうだったけど、警察側が一方的にリークする情報によって我々の事件に関するイメージがどんどん膨れ上がってしまい、裁判が始まった時には最早それが既成事実化されてしまっている。今回、裁判員制度が導入されたことでもあり、これは早急に見直す必要があると思います。