ハリー・ポッターと謎のプリンス

何故か水曜日からロードショー公開という「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を、本日、家族と一緒に見に行ってきた。

原作の方では既にこのシリーズは完結しており、妻と娘はそっちの方も読んでいるのだが、俺は(原則として)映画を先に見る主義であり、彼女等にも俺の前ではストーリーを喋らないようお願いしてあるので、本作の内容についてはほとんど白紙の状態で見ることが出来た。

それでも、“今回、ある重要な人物が死亡する”という程度の雑音はどうしても耳に入ってきてしまう訳であるが、まあ、これに関しては想像していたとおりの順当な展開。ただし、謎のプリンス(=the Half-Blood Prince)の正体については全くの想定外であり、俺はドラコが実はルシウスがマグルの女性に産ませた婚外子だったという展開を予想していたのだが、どうも安物メロドラマの見過ぎだったようだ。

全体的に、もっとヴォルデモート一味との戦闘シーンが見られるのかと思っていたのだが、実際はホグワーツにおける恋愛ドラマの描写の方に相当の時間が割かれており、これに関してもちょっと意外な印象。しかし、友人との関係は前作で修復済みであり、今回は最初からダンブルドアとの意思の疎通も十分ということで、ハリーの楽しそうな学園生活が見られるのも、まあ、決して悪いものではない。

ということで、長かったハリー・ポッター・シリーズもいよいよ残すところあと一作、と思っていたら、本作の最後で次回作は2部作になるとのお知らせがあり、これには家族一同吃驚仰天。本シリーズの結末について我が家で自由に会話できるようになるまで、もうしばらく時間がかかりそうです。