ティンカー・ベル

今年最後の映画鑑賞は、妻のリクエストにお応えし、家族でディズニーの「ティンカー・ベル」を見てきた。

もちろん、あの名作アニメ「ピーター・パン」に出てきた妖精のティンカー・ベルが主役なんだけど、本作は彼女がピーター・パンと出会う前のお話しなんで、(ラストにちょっとだけ出てくる女の子を除き)他に有名なキャラクターは登場しない。

しかし、素直で奇を衒わないストーリーにはなかなか好感が持てるし、何といってもCGで描かれたティンカー・ベルをはじめとする可愛らしい妖精たちの造形が素晴らしいため、見ているだけで幸せな気分にさせてくれる。彼女の場合、昔風の言い方でいえばファニーフェイスのトランジスターグラマーってことになるんだろうなあ。

なお、見終わってからの娘の説明によると、元々、ティンカー・ベルは“金(かな)もの修理の妖精”というキャラであり、本作における“もの作りの妖精”という地味〜な設定はそのことを下敷きにしているのだとのこと。言われてみれば、確かに「ティンカー」というのは「いかけ屋」の意ではあるが、俺は言葉の響きから付けられた名前だとばかり思っていた。

ということで、本作は4部作のお話しの第一作目として作られたとのことであり、ヒットすれば続編も期待できるらしい。しかし、日本での公開は同じディズニーの「WALL・E/ウォーリー(2008年)」とダブってしまっており、苦戦は必至。続編が出来たらまた見に行くかも知れないので、まあ、とりあえず健闘をお祈りしておきます。