メリー・ポピンズ リターンズ

今日は、妻&娘と一緒にディズニー映画の最新作「メリー・ポピンズ リターンズ」を見てきた。

ウォルト・ディズニーの約束(2013年)」のおかげで、見事に(我が家における?)汚名返上を果たした「メリー・ポピンズ(1964年)」の続編ということで、家族一同、公開されるのをとても楽しみにしていた作品。ミュージカルにもかかわらず、吹替え版の方が上映回数が多いのは困った傾向だが、何とか字幕版に都合を合わせて映画館へ向う。

さて、ストーリーは、すっかり大人になったマイケル(=前作の双子の片割れ)の前に再びメリー・ポピンズエミリー・ブラント)が現われ、彼の3人の子どもの“ナニー”を引き受けるというもの。前作から25年の月日が経っているらしいのだが、勿論メリー・ポピンズは前作同様(=前作以上に?)とても若々しくて美しい。

実は、バンクス家には、マイケルに代わって家計を切り盛りしていた3人の子どもの母親が亡くなってしまうという悲しい出来事があったばかりなのだが、そのダメージをより大きく引きずっているのは父親であるマイケルの方であり、それに加えて銀行への借金返済の問題も抱えているということで、開始早々不機嫌そうな顔ばかり。

したがって、“救いが必要なのは、子どもたちではなく父親の方”という本シリーズのテーマ(?)は前作よりも格段に分りやすく、まあ、単純明快なのは本作のようなファミリー映画にとって悪いことではないのだろうが、ストーリー的には“やや奥行きに欠ける”という印象は否めない。

また、25年後といってもそれほどの時代格差は感じられないため、どうしても前作と単純に比較してしまうのだが、そのときに圧倒的に不利なのがシャーマン兄弟の名曲とジュリー・アンドリュースの美声を聴くことが出来ないこと。まあ、後者に関しては如何ともし難いのだろうが、前者に関してはもう少し印象的なメロディーの曲を用意して欲しかった。

と、ここまで不満ばかり書いてしまったが、これらの点を除けば(?)なかなか良く出来たミュージカル作品であり、特にエミリー・ブラントが演じて見せた新しいメリー・ポピンズはとても魅力的。相方ジャックの命懸けの挑戦が失敗するのを見届けてから、ようやく自分の魔法を披露するという(憎めない)底意地の悪さは彼女ならではだろうし、歌や踊りも達者なものであった。

ということで、前作の売りの一つが実写とアニメーションの合成であり、本作でも久しぶりにディズニーの2Dアニメを堪能できるのだが、意外に控えめだったというのが正直な印象であり、ひょっとするとディズニーでも手書きのアニメーターさんを集めることが難しくなってしまったのかも知れません。