大入道のシロヤシオ

今日は、妻と一緒に矢板市の高原山周辺を歩いてきた。

本当は地元紙で紹介されていた那須ミネザクラを見たかったのだが、天気予報によると強風のようであり、前日のうちに高原山のシロヤシオへと目的を変更。そうはいってもこちらも混雑は必至であり、駐車場確保のためにできるだけ早出したかったのだが、妻からの“あと30分寝坊させて”との要望を聞き入れてしまったため、午前7時前に着いた小間々の駐車場に空きはない。大間々も満車だったが、係員の誘導に従って何とか駐車場の南端に駐車することができた。

身支度を整えて7時9分に出発すると、先を行く妻がいきなり小間々方面に向かって降りて行く。確かに当初の予定は“小間々から反時計回りに周回”だったが、最初に下ってしまうのは感覚的にそれなりの抵抗感があるんだよなあ。しかし、時計回りと反時計回りのどちらが楽なのかは容易に判断できず、仕方がないのでおとなしく彼女の後を付いていくことにする。

キャンプ場(7時37分)を横断して先に進んでいくと2回の渡渉があるのだが、どういう訳か2度目の渡渉のところで道を間違えてしまい、次第に踏み跡が不明確になっていく。しかし、GPSで確認するとこのまま進んでいけば正規のルートに合流できそうであり、薄い踏み跡をたどって8時27分に無事復帰。誠に情けない話だが、まあ、少々退屈な序盤の良い刺激にはなった。

さて、ここまでもそれなりの数のシロヤシオが見られたが、8時58分に着いた大入道のシロヤシオは見事であり、質・量ともにこれまで見た中では最高かもしれない。まだ5分咲き未満の株もあるので満開はもう少し先なのだろうが、その分、花弁の状態は白く瑞々しいままなので不満は無い。そんな状態は縄文躑躅(9時22分)の先までずっと続いており、満開のミツバツツジも加えて久しぶりの花見を心ゆくまで楽しんだ。

そんな中、剣ヶ峰(10時28分)の手前で妻が“急に足が重くなった”と言い出したのでちょっと心配になったが、どうやら体温の低下が原因だったらしく、剣ヶ峰での小休止とウインドブレーカーの効果で元気回復。その後、矢板市最高地点(11時1分)~八海山神社(11時12分。ここで20分程の休憩)と歩いて12時29分に大間々の駐車場に戻ってくる。本日の総歩行距離は8.6kmだった。

ということで、途中、auのCMで有名になった川﨑城址公園の「ともなり橋」を見学し、モスバーガーで遅い昼食を調達してから無事帰宅。我が家の記録によると、大入道のシロヤシオに出会えたのは7年ぶりの快挙であり、これは誠に喜ばしいことなのだが、周回に要した時間を比較してみると前回(=大間々から時計回り)より45分ほど遅くなっており、これは反時計回りに歩いたことの影響ばかりとは言えないような気がします。
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