紅葉の終わった釈迦ヶ岳

今日は、妻と一緒に高原山の最高峰である釈迦ヶ岳を歩いてきた。

ネットの情報によると那須の紅葉はもう終わりだそうであり、一方、今が盛りの日光は大渋滞に巻き込まれること必至ということで、消去法によって高原山を選択。上手くいけば紅葉を楽しめるだろうし、まあ、そっちがハズレでも妻にとって未踏の釈迦ヶ岳を制覇することにはそれなりの意味はあるだろう。

さて、駐車場のある大間々台まで車を走らせていると、早くも山の中腹辺りで樹木の色付きが見られ、午前7時過ぎに着いた駐車場付近での紅葉は既にピークを過ぎている。しかし、上空には青空が広がっており、風も穏やかで山歩きには絶好のコンディションということで、身支度を調えてから7時21分に出発する。

林道の先にある登山口(7時31分)から山道に入ると八海山神社(8時18分)までは最早お馴染みのルートであり、途中、遠くに富士山を眺めることも出来て気分は上々。小休止の後、矢板市最高点(8時38分)を通って8時53分に大入道方面と釈迦ヶ岳との分岐に着くが、ここまでのペースは極めて順調であり、この調子なら釈迦ヶ岳も楽勝だろう。

ところが、俺にとっては“ほぼ平坦な横移動”と思われるルートも妻にとっては“アップダウンの連続”と映るらしく、ここにきて大幅なペースダウン。確かに、最近歩いた四阿山浅間山に比べてしまうと登山道の整備状況はお世辞にも良好とは言えず、脚力の弱い妻は木の根の飛び出した段差の大きいルートに大苦戦の様子。

しかし、最後の急登にも弱音は吐かず、鶏頂山への分岐(10時29分)を過ぎて10時36分に釈迦ヶ岳(1794.9m)の山頂に到着。あいにく、上空は晴れているものの、下界や日光方面は雲に隠れてしまっているため見晴しはイマイチだったが、それなりの達成感を味わっているらしい妻の表情は穏やかであり、石のお釈迦様を見物したりしながらゆっくり休憩を取った。

さて、再出発(11時22分)後は来た道を引き返すだけであり、大入道分岐(12時55分)〜矢板市最高点(13時18分)と歩いて13時27分に八海山神社。下りが不得意という妻は、この先からの下りの連続にちょっと閉口したようだったが、何とか最後まで頑張って14時41分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は10.6kmだった。

ということで、お約束の日帰り入浴は城の湯温泉センターを利用。これといった特徴の無い施設ではあるものの、空いているのが一番という我が家にとってはこれが2度目の利用になるのだが、何故か前回と異なる雰囲気に夫婦揃って首を傾げることしきり。実はこの施設には入浴施設が2箇所あり、今回は前回利用した大浴場とは別の方を利用していたことが分ったのは、帰ろうとする直前のことでした。