久しぶりの三本槍岳

今日は、妻と一緒に那須の三本槍岳を歩いてきた。

5月25日付けでコロナウィルスの緊急事態宣言は全面解除となり、マスコミでも“コロナより経済”的な雰囲気が高まっているが、個人的にはまだまだそれに追従したくない気分。しかし、山岳4団体から出されたガイドラインでも「近距離(100km圏内程度)でできるだけ都道府県を跨がない日帰り登山」ならOKのようであり、まだ休日割引が適用にならない高速道路を使って午前6時過ぎに峠の茶屋の駐車場に着く。

駐車場は意外に空いており、身支度を整えて6時23分に出発。上空に青空は広がっているものの風は強めであり、峰の茶屋(7時10分)を経て朝日の肩(7時44分)に着いたところで、妻から“このまま進んでも大丈夫?”との声。しかし、天気予報によると次第に風は収まる見込みであり、その旨を伝えて熊見曽根(7時56分)~1900m峰(8時2分)~清水平(8時17分)。

昨年、雷が心配で引き返した北温泉分岐には8時28分に着くが、今日はその心配は無用であり、シャクナゲミネザクラの咲く気持ちの良い山道を歩いて9時丁度に三本槍岳(1917m)に到着。妻は6年ぶり、俺も5年ぶりの山頂になるが、先客は5、6人程度であり、ソーシャルディスタンスに気を遣いながらのんびり休憩を取る。

さて、9時33分に下山に取り掛かると、復路は往路を引き返すだけであり、北温泉分岐(10時4分)~清水平(10時15分)~1900m峰(10時37分)~熊見曽根(10時51分)~朝日の肩(11時00分)~峰の茶屋(11時35分)と歩いて、12時24分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は9.8kmだった。

ちなみに、気になっていたマスクの装着率は1割にも満たず、見掛けたのはほんの3、4人くらい。混雑にもならなかったので我々も装着せずに歩いたが、すれ違うときにわざわざ近くまで寄って来て元気な声で挨拶されるのはちょっとした恐怖であり、山岳4団体あたりで“挨拶は黙礼で”的なガイドラインを作っては頂けないものだろうか。

ということで、日帰り温泉は自粛させて頂き、モス・バーガーに寄っただけで無事帰宅。前回の高山に引き続き、妻の三本槍岳までの所要時間を6年前と比較してみたが、前回の2時間57分に対して今回は2時間37分であり、見事20分間の短縮に成功。しかし、その原因は、妻の歩行速度が上がったからというよりも、密集を嫌って何回かの小休止を省略したせいなのかもしれません。