熊野古道(第1日目)

今日は、妻と一緒に熊野古道巡りの旅に出掛ける日。

2年前に妻&娘と一緒に木曽路を歩いて以来、次に歩くのは熊野古道と決めていたのだが、40km弱の中辺路ルートを二日間かけて歩くだけならそれほど大変なこととは思えない。そこでプラスアルファとして思い付いたのが、これも以前から興味のあった“青春18きっぷ”の活用であり、両者を組み合わせて3泊4日の“完璧”なスケジュールを作成してみた。

それによると、本日のノルマは列車を乗り継いで最初の宿泊地である和歌山県紀伊田辺駅にたどり着くことであり、akippaで予約しておいた駐車場に車を置いて午前4時37分宇都宮発の始発電車に乗り込む。海外旅行ではないものの、個人的には憧れのバックパッカー気分であり、出来ればグリーン席の利用は自粛したいところだが、付き合ってくれる相方のことを思うとそういう訳にもいかない。

さて、熱海と沼津での乗換え時間がともに3分しかないのでちょっと不安だったが、熱海での乗換えは降りたホームの反対側だったので楽々セーフ。しかし、沼津ではそうはいかず、通勤客で混雑する階段を他人に迷惑のかからない程度のスピードで上り下りし、発車のベルが鳴り響く中をようやく目的の列車に飛び乗る。う~ん、JR東海って最低だね!

しかし、そんな緊迫したシーンはそこだけであり、その後、豊橋~大垣~米原とスムーズに列車を乗り継いで15時38分に新大阪に到着。当初の計画ではこの後も普通列車を乗り継いで19時56分に紀伊田辺に着くはずだったが、妻からの“遅すぎる”との意見を容れて計画を変更。いっぺん改札口を出て16時15分発の特急くろしお19号の乗車券と自由席特急券を購入し、それに乗って18時33分に紀伊田辺に到着した。

ということで、最後は特急列車を使ってしまったが、宇都宮から新大阪まで計画どおり普通・快速列車を乗り継いで来られたのだから、“青春18きっぷ”初心者としては上々の出来。今夜の宿泊先は、バックパッカー気分で予約した「ゲストハウス熊野」というリーズナブルな宿(=2人でわずか5千円)だが、寝るだけなら何の不満も無く、旅の疲れもあってぐっすり熟睡することが出来ました。