中禅寺湖南岸ハイキング

今日は、妻と一緒に中禅寺湖の南岸を歩いてきた。

この三連休は、噴火警戒レベルが2から1へと引下げになった浅間山を歩いてこようと思っていたのだが、天気予報によると全国的に風が強いらしく、5年前に強風で途中敗退していることを考えるとなかなか決行に踏み切れない。結局、風よけになる樹木の多そうなところということで日光の社山に目的地を変更し、午前7時頃に歌ヶ浜の駐車場に着く。

さて、身支度を整えて7時4分に歩き出すが、風の影響で湖岸に打ち寄せる波の音もいつもより大きいようであり、そんな中を歩いて7時39分に狸窪。その先で3頭の鹿の親子に遭遇するが、考えてみると日光で鹿の姿を見るのも久しぶりであり、これって害獣(?)駆除が順調に進んでいる結果なのだろうか。

そんなことを話しながら歩いていると、途中にある看板を見ていた妻が、突然、“このまま千手ヶ浜まで歩けるだろうか”と言い出す。今日の予定では、社山から大日尾根方面に下山してその西側に広がる一面の笹原を見せてあげるつもりだったが、どうやら彼女の話しぶりでは中禅寺湖南岸の方により興味があるらしい。

そちらの準備は何もしてこなかったが、単独では黒檜岳から下山したときに歩いたことがあり、基本的に湖岸に沿って歩くだけなので道迷いの心配は無用。念のためLINEを使って娘に計画変更を連絡し、8時5分に着いた阿世潟のところをそのまま直進して中禅寺湖南岸コースに入る。

8年前に一人で歩いたときは何とも退屈なコースであったが、今日は話し相手がいるので無問題。大日崎(8時49分)のところで小休止した以外は、松ヶ崎(9時21分)〜白岩展望台(10時21分)〜梵字岩(10時48分)〜俵石(11時30分)〜黒檜岳登山口(11時44分)〜千手堂(11時48分)と歩き続け、12時7分に千手ヶ浜。

途中、見晴らしが良かったのは白岩展望台の岩の上くらいであり、あとはちょっぴり整備状況の良くない遊歩道が続いているだけなので、まあ、妻も一度歩けばそれで十分だろう。赤のビニール杭が続いているのでそれを探しながら歩いて行けば問題ないのだが、一箇所だけ、大岩を通過するところで目印を見失ってしまい、ちょっと怖い思いをしたのは内緒である。

さて、千手ヶ浜で腹拵えをした後は12時45分発の低公害バスに乗って赤沼駐車場に向い、そこで東武バスに乗り換えて“立木観音入口”というバス停で下車。そこからは歩いて歌ヶ浜の駐車場まで戻ってきたが、本日の歩行距離(=歌ヶ浜の駐車場から千手ヶ浜バス停まで)は14.5kmだった。

ということで、まだ早いのに意外に混んでいた「やしおの湯」で汗を流した後は、途中、コンビニに寄っただけで無事帰宅。妻からニルバーナのチーズケーキのリクエストがあったときには、今日は山歩きじゃないのでダメと断ろうと思っていたが、それに関しては本人も自覚していたみたいです。