シーズン前の高山

今日は、妻&娘と一緒に奥日光にある高山を歩いてきた。

久しぶりに娘に付き合ってもらえるということで、どこか軽めの山を物色していたのだが、妻に意見を求めたところ“高山が良いのではないか”との回答。まだ花や新緑のシーズンには早いだろうが、天気予報によると本日の最高気温は30°近くまで上昇するらしく、近場の低山で暑さに苦しむよりは良いかと思いながら、午前8時半頃に滝上駐車場に到着する。

身支度を整えて8時39分に出発。積雪で中途敗退となった加波山を除くと、娘の山歩きは昨年12月の両崖山以来のことであり、当然、足取りは極めて重い。そんな彼女の調子に合わせて超スローペースで進んでいくと、幸い30分くらいで調子が出て来たようであり、ようやく彼女の表情に笑顔が戻る。

予想どおり周囲に芽吹きの気配は感じられないが、その分、木々の隙間から戦場ヶ原や中禅寺湖の様子を眺めることが出来るので雰囲気は決して悪くない。気温は暑くもなく、寒くもなくという絶好のコンディションであり、ときおり肌に感じられるそよ風もとても爽やか。そんな中をのんびり歩いて10時54分に山頂(1667.7m)に着く。

先客は途中で我々を追い越していった男性1人だけであり、先月の鶏足山とは比べものにならないくらいの静けさ。まだ雪の残る白根山方面の山々を眺めながら持参した食糧で空腹を満たし、花も愛でるのも良いけれど、やはり静かな方が好みだなあと再認識してから、11時37分に下山に取り掛かる。

さて、4年前にも歩いているはずだが、下山路は記憶にあるより不鮮明であり、赤いビニール杭を目印にしながらジグザグに下っていく。12時16分に小田代ヶ原方面との分岐に着くが、千手ヶ浜からバスに乗った方が楽チンということで、そこを左折して12時53分に熊窪。その先は中禅寺湖の湖岸を歩いて13時11分に千手ヶ浜に着いた。

湖畔で一休みした後、13時55分発のバスに乗るべくバス停に移動するが、ここで俺の大ポカが発覚。バスが運行を開始するのは4月26日からで、現在は運休中だったのだ! まあ、妻も娘も笑って許してくれたので大事には至らなかったが、我が身の愚かさを呪いながら湖岸を歩き、15時15分に菖蒲ヶ浜。赤岩(14時52分)付近で咲き始めのアカヤシオを見られたのがせめてもの慰めだった。

ということで、妻と娘を龍頭之茶屋(15時24分)に残し、一人で車を回収(15時29分)してから再び合流。結局、本日の総歩行距離は予想外の12.4kmとなったが、やしおの湯で汗を流した後に明治の館に向い、お詫びの印のチーズケーキ等を購入してから無事帰宅。いや〜、何度も歩いている所だからといって事前学習を疎かにしてはいけませんなあ。