高山から千手ヶ浜へ

今日は、妻と一緒に奥日光の高山を歩いてきた。

今日も午後から天気が崩れそうということで、手短に歩いてこられるこの山を選択。ちょうど先日の地方紙に千手ヶ浜のクリンソウと戦場ヶ原のワタスゲがともに見頃を迎えているという記事が掲載されたばかりであり、天気が保つようなら下山後はそちらも見物しようと話しながら、午前7時2分に滝上バス停横の駐車場を出発する。

この山を最初に歩いたのは6年前のことであり、すっかり忘れているかと思いきや、結構前回の記憶が残っていたのがちょっぴり意外。当時はGPSを持っていなかったので、こんな山でも迷わないように気合いを入れて歩いていたんだろうなあ。

さて、ルートは、最初のピークを巻いた後は基本的に尾根沿いに続いているのだが、実際の道の付け方があまり合理的で無いため、それを忠実にたどっていると何か遠回りをさせられているような気がしてくる。単独なら尾根を直登していたかもしれないが、今日は妻と一緒ということで、そんな誘惑を押さえて8時25分に山頂(1667.5m)到着。

樹木に囲まれているため見晴らしは無いが、ちょっとした広場のようになっていて雰囲気は悪くない。倒木に腰掛けて10分くらい休憩を取ってから下山に取りかかり、小田代ヶ原との分岐(9時10分)を左折して、9時41分に熊窪到着。そこから先は中禅寺湖の湖岸を歩いて9時55分に千手ヶ浜に着いた。

千手ヶ浜にはクリンソウ目当ての観光客が大挙押しかけており、我々のその仲間に加わって仙人庵へと向かう。そこは4年前にも訪れたことがあり、シカ除けネットに守られた花々が美しく咲き競う様子はそのときと同様であるが、ネット外の野生の(?)クリンソウの方はほとんど姿を消していた。

その後、超満員の低公害バスに乗って赤沼車庫まで戻り、赤沼茶屋の向かいから戦場ヶ原自然研究路に入ってワタスゲ見物へ。新しく整備された木道はとても歩きやすく、幅が広いためにスレ違いも容易。湿原見学用の広いスペースが何カ所か確保されており、そこからワタスゲの様子をゆっくりと眺められるのだが、訪れるタイミングがピッタリだったせいか、4年前よりもずっと見事だった。

ということで、光徳入口からバスに乗ろうと思ったが、時刻が合わなかったために三本松まで歩き、そこからバスで滝上の駐車場まで戻ってくる。恒例となった日帰り温泉スマホで調べた湯本の奥日光高原ホテルにしたのだが、間違えて一軒手前の奥日光小西ホテルに入ってしまったらしい。しかし、大浴場の方に特に問題はなく、空いていたせいもあってゆっくり汗を流すことが出来ました。