MEG ザ・モンスター

今日は、妻&娘と一緒にジェイソン・ステイサム主演の「MEG ザ・モンスター」を見てきた。

見に行く作品の選択を一任された娘の頭の中では、巨大ザメと宇宙最凶ハンターとの激戦が繰り広げられたらしいのだが、日頃、シェーン・ブラック監督を贔屓にしているにもかかわらず、前者が勝ちを収めるという意外な結末。理由を尋ねたところ、上映開始時刻が遅い(=より朝寝坊が出来る。)ところが決め手になったそうであり、彼女らしいなあと感心(?)しながら映画館へ向う。

さて、ストーリーは、米中共同で設立した海洋研究所「マナ・ワン」の職員がマリアナ海溝の奥深くに存在する未知の領域を調査していたところ、突如、絶滅したはずの巨大古代ザメ“メガロドン”に襲われるというもの。幸い、彼らは主人公ジョナスの活躍により(一人の日本人を除いて)救助されるのだが、そのときに出来てしまった海底の“穴”を通ってメガロドンが「マナ・ワン」近海に現れる!

興行成績では「ジョーズ(1975年)」の記録を抜いてサメ映画史上最高額を記録したらしいのだが、ストーリーや演出にこれといったアイデアは認められず、正直、見ていて全く怖くない。唯一、小型の潜水艇に乗った主人公らが巨大ザメと空中戦ならぬ“海中戦”を繰り広げるシーンはちょっと珍しかったが、多分、他の監督に撮らせていたらもっと面白くなっていただろう。

ということで、どうせおバカ映画なんだから「ジュラシック・ワールド(2015年)」くらいもっと豪快に笑わせてもらいたいというのが俺の評価だが、娘に言わせると“これだけカネのかかったB級映画はちょっとない”そうであり、オヤジ(=ジェイソン・ステイサム)好きということもあって結構満足していた様子でした。