広島旅行(第1日目)

今日は、妻&娘と一緒に2泊3日の日程で広島旅行に出掛ける日。

行く先がなかなか決まらなかったため、JTBに行った時点で宿は既に満員状態。一時は断念止む無しかとも思われたが、ネットを使って妻が空いている宿を探し出す一方、娘と俺とで分担して新幹線の指定席を確保することにより、何とか実施にこぎつける。心配だったお天気も大丈夫そうであり、期待に胸を膨らませていざ広島県へ。

さて、自宅を出るときに降っていた雨もじきに止んでしまい、広島駅に着いたときには気持ちの良い青空が広がっている。やっと見つけたコインロッカーに手荷物を預け、身軽になってお好み焼き屋を探すが、ちょうど昼時ということでどこも大混雑。仕方がないので昼食は後回しにし、“めいぷる〜ぷ”に乗って先に市内観光へ出発する。

広島城を車窓から眺めた後に「平和公園前」で降りる予定だったが、今日は「2018ひろしまフラワーフェスティバル」開催中のためそこは経由せず、車内アナウンスに従って「原爆ドーム前」で降車。娘以外は初訪問となる原爆ドームはすぐ目の前に建っているが、快晴の空の下、大勢の観光客と一緒では当時の惨状を想像するのは難しい。

その後、人混みをかき分けるようにして平和記念資料館に到着。本館は改修中のため東館しか入れないが、館内には外国からいらした方の姿も多く見られ、皆さん熱心に展示物に見入っている。“反原水爆”と“反原発”は我が国の存在感を海外にアピールできる絶好のテーマなのだが、尊い犠牲を払って手に入れたその機会をみすみす無駄にしている現政権には、もう失望の二文字しかない。

さて、ガイドブックに載っている公園付近のお好み焼き屋にも行列が出来ていたので、公園内を見学しながら「原爆ドーム前」まで引き返し、今度は市内電車(=残念ながら新型の車両だった。)に乗って広島駅に戻る。さっきは超満員だった駅ビル内のお好み焼き屋も今は空席が目立つようになっており、「よっちゃん」というお店に入ってようやく本場のお好み焼きにありつくことが出来た。

本日の宿泊地は宮島であり、そこへ渡るためにまず宮島口までJRで移動する。もう17時頃になっていたため観光客の姿はそう多くはなく、フェリーの座席にゆっくり腰を下ろして宮島に初上陸。妻が予約してくれた「さくらや」は食事も出ない質素な宿であるが、立地は最高であり、とりあえず必要なものは揃っているので不満は無い。

幸い、娘もまだ元気そうなので、部屋で一休みした後、厳島神社の大鳥居を見に行くことにする。ちょうど干潮の時間のため、多くの観光客と同様、さして苦労することもなく大鳥居の下まで行くことが出来るが、下から見上げる鳥居の大きさは想像以上であり、うん、この迫力は一度見てみないことには実感できないだろう。

そのまま砂浜を大願寺まで歩いて行き、今度はお土産屋さんの立ち並ぶ中を引き返しながら夕食の場所を物色する。残念ながら第一候補のお店は定休日だったので、その近くにある「山一別館」のお食事処に入ってみるが、あまり腹が空いていなかったせいか、握り飯のような「あなご寿司」は少々量が多すぎた。

ということで、宿に戻ってからも昭和生まれの貪欲さは収まらず、平成生まれの娘を一人部屋に残して厳島神社のライトアップ見学へ出掛ける。しかし、大鳥居付近まで来たところで夕立が降り出してしまい、写真を数枚撮っただけで慌てて宿まで駆け戻ることになってしまいました。