今日は、宮島を見て回ってから次の宿泊地である三原へ移動する予定。
早朝に目を覚まして布団の上でゴロゴロしていると、早くも朝一番のフェリーが入港したようであり、宿の前の通りを多くの観光客が厳島神社方面へ歩いて行く。そんな光景を見ていると急に落ち着かなくなってしまうのが俺の性分であり、妻＆娘にお願いをして午前７時前に宿をチェックアウト。
再び干潮の時間を迎えている大鳥居を横目で眺めながら厳島神社の入口に来てみると、幸いまだ行列は出来ておらず、楽々入場。朝日に映える朱塗りの社殿はとても美しく、お参りをしたり、写真を撮ったりしながらゆっくりと見て回ったが、うん、やっぱり早起きは無駄ではなかったなあ、と一人悦に入る。
神社の見学を済ませるといよいよ楽しみにしていた弥山登山（？）の始まりであり、まだ無料送迎バスが動き出していないので紅葉谷公園を歩いて自力で宮島ロープウェイ紅葉谷駅へ移動。営業開始時刻（＝８時30分）前だというのに既に20人位の行列が出来ていたが、さほど待たされることもなく２つのロープウェイを乗り継いで獅子岩駅に着く。
目指す弥山の山頂はそのお隣のピークであり、一度“弥山原始林石碑”の建つ鞍部まで下ってから、弥山本堂〜三鬼堂〜くぐり岩と上り返してようやく弥山山頂（535m）に到着。そこに建つ展望台からの眺めは絶景であり、瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながらしばし休憩をとった。
再出発後は舟石経由で弥山本堂に戻り、往路を引き返してロープウェイで楽々下山。無料送迎バスは満員だったので、再び自力で昼食に考えていた「ふじたや」まで歩いて行くが、名物あなご飯の有名店ということでお店の前は大混雑であり、おそらく１、２時間くらいは待たされそうな雰囲気。
仕方がないので、満潮になった厳島神社や千畳閣を見学して時間を潰すことにするが、商店街周辺の混雑ぶりは昨夕の比では無く、あなご飯の看板のあるところにはどこも長い行列が出来ている。そこで方針を180°変更して「Sarasvati」というカフェに入ってみたが、これが予想外の大当たり。俺が注文した牡蠣のパスタは絶品であり、普段は食わず嫌いの娘も喜んで牡蠣を頬張っていた。
さて、これで予定していた宮島観光は全て済ませたが、娘が昨日見掛けた猫カフェに興味があると言うので、お土産購入は妻に任せて「嚴島フクロウの森・嚴島ひょう猫の森」というお店に入ってみる。“数種のフクロウとベンガルキャットと触れ合えるアニマルカフェ”らしいが、フクロウは手の甲で撫でるだけなのに対し、ベンガルキャットの方は（相手から膝に乗ってくれれば）抱っこも可能であり、無事、二人とも本懐を遂げることが出来た。
ということで、その後、フェリーに乗って宮島口に戻り、JRを使って宿泊予定の三原に直行する。予約時点で尾道の旅館が一杯だったため、やむなく宿泊することになった「ホテル ヤッサ」というビジネスホテルだが、三原駅のすぐ前にあってとても便利。夕飯は予約なしでも入れた天ぷら割烹「もみぢ」というお店にしたが、漁港の目の前という立地に油断したせいでちょっぴり豪勢な食事になってしまいました。
