アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

今日は、妻&娘と一緒にマーベル・シネマティック・ユニバースの最新作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を見てきた。

アベンジャーズ・シリーズの作品としては3作目なのだが、最近のMCU作品はそれぞれのストーリーが他の作品と絶妙に絡み合っており、本作を理解するにはシリーズの前2作を見ただけでは全然不足。しかし、我が家にとってそんな心配は全く無用であり、やはり何事も日々の積み重ねが大事だねと余裕の薄ら笑いを浮かべながら映画館へ向う。

さて、ストーリーは、満を持しての登場となるスーパーヴィランのサノスとアベンジャーズの面々との決戦の様子が描かれているのだが、そこにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーまで加わって、もう、古くは(?)アイアンマンから最新のブラックパンサーまでスーパーヒーローのてんこ盛り状態。

正直、拝見するまではこれだけのメンバーを使いこなせるのかちょっぴり心配していたのだが、そんな難題を突きつけられたルッソ兄弟のお手並みは見事なものであり、(まあ、脚本の巧さも大きいのだろうが)それぞれのヒーローの能力・力量に見合った見せ場をきちんと用意してくれている。

また、個人的に嬉しかったのは、相当深刻なストーリーにもかかわらず、“ガーディアンズらしさ”をしっかり残して置いてくれたことであり、ちょっぴり太った(?)スター・ロードと「マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年)」でコメディアンに目覚めたソーとの掛合いシーンはとても面白かった。

で、問題になるのはあのラストシーンであり、60歳過ぎの俺にも十分衝撃的だったのだから、まだ高校生くらいの子どもが見たらかなりのショックを受けるのではなかろうか。特に、今でも記録的な大ヒットを続けている「ブラックパンサー(2018年)」を見て勇気付けられた非白人系の青少年への影響がちょっと心配であり、う〜ん、マーベルも随分と思い切ったことをするもんだなあ。

まあ、アメコミ界にとってみればあのくらいのことは日常茶飯事であり、おそらく来年公開予定の続編では今回生き残ったアイアンマン、キャップ、ソーといった古参メンバーが“命懸け”でサノスを倒し、まだまだ続編が期待されるブラックパンサーガーディアンズ、スパイディーといったところを復活させてくれるのだと思うが、それまでの一年間、このモヤモヤ感に耐えていけるのだろうか。

ということで、娘が教えてくれたところによると、ポスト・クレジット・シーンでニック・フューリーのスマホ画面に表示されたのはミズ・マーベルの紋章らしく、来春公開予定の「キャプテン・マーベル」でその誕生秘話が明かされるのだろう。また、その前に公開される「アントマン&ワスプ」でも何らかの手掛かりが得られるかもしれず、う〜ん、いい歳をして完全にマーベルに乗せられていますなあ。