ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

今日は、妻&娘と一緒にマーベル映画の最新作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」を見てきた。

前作の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)」がとても面白い作品だったので、続編が公開されるのを首を長くして待っていたのだが、今回は全米公開の翌週に本邦公開という異例の(?)ハイスピード。まあ、それだけ我が国における“ガーディアンズ〜”の認知度も高まってきたのだろうとほくそ笑みながら映画館へ向かう。

さて、ストーリーは、前作から持ち越しになっている数々の宿題の中から“ピーター・クイルの父親は誰なのか?”というテーマを選択。“生みの親”であるエゴがあっさり姿を現したのは少々意外だったが、当然、それだけで話が済んでしまう筈はなく、思わぬ人物から異議の申立てが上がるという展開には思わず目頭が熱くなる。

最後はキャット・スティーヴンスの「Father and Son」が流れる中で(思いもよらなかった)涙涙の感動的なエンディングを迎えるのだが、勿論、おバカ映画という基本は忘れていないので心配は無用。可愛らしいベビーグルートや前作ではやや影の薄かったドラックスがボケ役に回って多彩な笑いを提供してくれている。

また、このところ話題作に出ずっぱりの感のあるクリス・プラットはもはや貫禄十分であり、やっぱり主役がしっかりしてくると作品全体にピリッとした締まりが出てくるね。それにしても、前作に引き続きこれだけハイレベルの作品を2本続けて見せてくれたジェームズ・ガンの腕前は大したものであり、今後どのような監督&脚本家に成長していくのかとても楽しみである。

ということで、次回作ではいよいよ「インフィニティ・ウォー」でアベンジャーズとの華麗なる共演を果たす訳であるが、監督を務めるのが真面目そうな「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)」のルッソ兄弟ということで、彼等のおバカぶりをどれだけ活かしてもらえるのかちょっぴり心配。ジェームズ・ガンによるガーディアンズの方も是非このまま続けてもらいたいものです。