ニッコウキスゲと赤薙山

今日は、妻と一緒に霧降高原のニッコウキスゲを見物しながら赤薙山まで歩いてきた。

せっかくの3連休の最終日ということで何処か歩いてこようと思ったのだが、あいにく天気は不安定という予報であり遠出をするにはちょっとリスクが高すぎる。そこで思い付いたのが今回のコースであり、将来、妻を連れて女峰山まで往復するときの参考にもなるだろうと考えながら、午前6時半頃にキスゲ平園地のP3駐車場に到着する。

さて、身支度を整えてからレストハウスの前まで歩いて行き、日光仮面と一緒に記念写真を撮ってから1445段の天空回廊(6時43分)に取り掛かる。満開というか、ちょっぴり盛りを過ぎた感のあるニッコウキスゲを見るために多くの老若男女が階段を上下しているが、そんな観光客に先を譲るくらいののんびりペースで歩を進め、7時27分に階段の最上部。

展望台のベンチに腰をかけて持参したおにぎりを食べながら上空を見上げると、やや雲は多いものの雨の心配は無さそうであり、これなら大丈夫だろうということで赤薙山に向けて再出発。小丸山(7時44分)の先から本格的な山歩きになるが、妻にはこっちの方が合っているようであり、急がず休まずのペースで歩き続けて8時29分に焼石金剛。

その先で樹林帯に入ると俄に傾斜はきつくなり、何の手当もされていない山道は荒れ放題になってくるが、比較的新しく付けられたルートを選びながら8時55分に女峰山への巻き道分岐。ここにまで来てしまえば山頂は目と鼻の先であり、やや疲れの見えてきた妻を励ましながら9時8分にようやく祠のある赤薙山の頂上(2010m)に立つことが出来た。

そこでは数組の先客が休んでいたが、その中で女峰山へ向かっていったのは男性3人の一組だけ。見晴らしもないので我々も9時31分に腰を上げ、天空回廊に向かって往路を引き返す。急降下の続く樹林帯を抜けると妻にも余裕が出て来たようであり、すっかり青空が広がった下、出来たての雲が山肌を這い上がっていく様子を面白そうに眺めていた。

その後、何度か短い休憩を挟みながら焼石金剛(10時5分)〜小丸山(10時46分)と歩いて11時27分にレストハウスまで下りてくる。気温の上昇と共にニッコウキスゲの花々は元気を取り戻したようであるが、妻の“階段嫌い”は下りでも同様らしく、う〜ん、今回は大きな支障にならなかったものの、女峰山まで行くのはちょっと大変そうだなあ。

ということで、恒例の日帰り温泉は「大江戸温泉物語 湯屋日光霧降」を予定していたのだが、下調べを良くして行かなかったものだから、ちょうどお昼休みの時間帯に当たってしまってあえなく敗退。前回同様、駐車場が見つからなかった「日光ステーションホテルクラシック」も見送りとなり、結局、娘に用意しておいてもらった自宅のお風呂で汗を流すことになってしまいました。