外山

今日は、妻と一緒に日光市の外山を歩いてきた。

そのツンと尖った山容は日光の街中からでもよく目立つ存在であり、前々から気にはなっていたのだが、ちょっとお手軽過ぎて物足りなさそうなところが最大の難点。しかし、5日ほど前に夫婦揃ってお腹をこわしたばかりという“病み上がり状態”であれば、そのお手軽さは逆に大きな魅力であり、午前9時過ぎに神橋の手前にある市営駐車場に到着する。

駐車場からは目指す外山の姿をハッキリ確認することが出来、妻をモデルに記念写真を撮ってから9時20分に出発。しばらく広い舗装道路を歩いて行くと、稲荷川橋を渡った先のヘアピンカーブのところから脇道に入り、カーブミラーの足下に立っている「外山参道」の標識(9時36分)を右折。その先の行止りに「外山毘沙門天参道」の看板(9時38分)が立っていた。

さて、用水路を渡り、鳥居を潜るといよいよ山歩きの始まりであり、その山容に相応しい少々きつめの斜面をゆっくりとしたペースで上っていく。これまで多くの参拝者や登山者が利用したであろう“参道”は深く抉れており、いくつか建っている鳥居を除くと少々荒れ果てたような印象を受ける。

しかし、山頂付近の岩場にはしっかりとした鉄製の手すり(10時7分)が付けられており、その先にはコンクリート造りの立派な、しかし、著しく風情に欠ける御社(10時15分)が建っている。目指す外山の山頂(880.1m)はその左側を進んだところであり、10時17分に到着。

目の前には雪を纏った女峰山が聳えており、霧降高原から続く険しい尾根の様子を間近に見て取れる。足下に点在する様々な石仏等を見て回ってから陽当たりの良い御社の前まで移動し、石の上に腰を下ろして一休み。こちらからは、日光の市街地の様子が良く眺められる。

さて、持参した菓子類で空腹を癒やしてから下山(10時34分)に取り掛かると、下るのは至極簡単であり、11時ちょうどに鳥居の立つ登山口まで下りてきてしまう。その後は、往路で歩いてきた舗装道路を引き返して11時19分に市営駐車場着。本日の総歩行距離は5.2kmだった。

ということで、本日の日帰り入浴は、妻の提案を取り入れて日光ステーションホテルクラシックの“駅スパ”を利用。女湯には先客が1人居たらしいが、男湯の方は久しぶりの貸切り状態であり、いつもよりゆっくり利用させて頂きました。