葛老山

今日は、妻と一緒に日光市西川にある葛老山を歩いてきた。

前回の釈迦ヶ岳が妻に不評だったので、今回は比較的楽に歩けそうな場所を探していたのだが、そんなときに目に付いたのが道の駅湯西川の駐車場に登山口があるというこの山。山頂までのコースタイムは2時間だが、実際に歩いた方のレポートによると1時間半もみておけば大丈夫そうであり、紅葉がまだ期待できる上に道の駅には日帰り温泉の施設も完備。これならば妻から文句の出ようはずも無かろうということで、午前8時過ぎに道の駅湯西川の駐車場に到着する。

他の方の邪魔にならないよう、登山口のある一番奥の駐車場に車を移動して8時30分に出発。いきなりの階段状の急登にはちょっと驚かされたが、それも尾根に出るまでの辛抱であり、進むに従って傾斜は次第に緩やかになってくる。それとともに周囲は黄色や朱色に色付いたもみじの木々包まれるようになり、うん、雰囲気的にはなかなか悪くない。

鉄塔(9時2分)を過ぎたところに休憩用の東屋(9時9分)が建っており、そこのベンチに座って小休止。紅葉の美しさもこの周辺が一番であり、深紅に染まったもみじは何故かこの場所以外ではお目にかかれない。おそらくそんなことも考慮に入れてこの位置に東屋を建てたのだろうが、それに気付くことが出来るのも今の時期だけ。

再出発後も上りは続くが、傾斜のキツいところにはきちんとジグザグ状にルートが付けられているので、まあ、時間はかかるもののあまり苦にはならない。最後の尾根に出ると山頂まではほぼ一直線であり、10時8分に東屋の建つ山頂(1123.7m)に到着。駐車場から1時間38分というのはそう悪いタイムでは無いだろう。

山頂付近の紅葉はもう終わっており、ちょっぴり寂しい雰囲気ではあるが、葉が落ちた分だけ木々の間からの見晴しは良くなっており、スティックコーヒーで身体を暖めながら大休止。たどってきた踏み跡は山頂を越えて西の方へと続いており、単独であればもっと先まで歩いてみたいところだが、周回するとなると終盤でトンネル内を歩くことになりそうなのが致命的な欠点かなあ。

さて、10時33分に下山に取り掛かると、まだスタミナが十分残っているせいか、普段なら下りを苦手とする妻も軽快なペースで東屋(11時6分)〜鉄塔(11時12分)と進んでいく。最後の階段での急降下にはちょっとビビったが、手を取り合いながら慎重に歩を進めて11時35分に登山口。本日の総歩行距離は5.6kmだった。

ということで、復路では色付きの異なるもみじの葉を拾い集めながら歩いてみたところ、その形状から、もみじにもいくつかの種類がありそうなことを再確認。途中の東屋付近に生えていた深紅のもみじをもっと増やせれば良いのになあと考えながら“湯の郷”で冷えた身体を暖め、身も心もホカホカになって帰宅しました。