紅葉の鳴虫山

今日は、先週、急用で行けなかった日光市の鳴虫山を妻と一緒に歩いてきた。

このコースは4年前の11月にも一人で歩いており、そのときは“意外に手強い”という印象だったのだが、まあ、東照宮付近まで下りてきているという紅葉をのんびり眺めながらの山歩きなら妻も楽しめるだろうということで、神橋の手前にある市営の上鉢石駐車場(=無料)に車を止めて、午前6時54分に出発する。

まだ時刻が早いため街中の人通りは少なく、TV等で紹介された有名店なんかを確認しながらブラブラ歩いて、7時10分に御幸町側の登山口に到着。里山らしい樹林帯の中の登山道をゆっくりしたペースで上がって行く。周囲の木々はキレイに紅葉しているが、黄色ばかりで赤みが少ないのがちょっと物足りないかなあ。

最初の神主山(8時00分)までは比較的順調だったものの、次の鳴虫山までが意外に遠く感じられ、4年前の経験を活かして、“あそこはまだ山頂じゃないよ”等と妻に説明しながら木の根の多い急斜面を上っていく。実は、俺も山頂の一つ手前のピークを山頂だと勘違いしてしまったのだが、そこはうまく誤魔化して、9時29分に鳴虫山の山頂に着いた。

さて、折角の山頂であるが、記憶にあるより周囲の山々の見晴らしは利かず、ちょっとガッカリ。気を取り直して、今回の新機軸である“山頂でのカップヌードル”に取り掛かろうとするが、水(2リットル)、ガスボンベ、コッヘル等は持ってきたものの、肝心のガスバーナーを忘れてきてしまい、2度目のガッカリ。念のため途中のコンビニで買っておいたおにぎりで飢えをしのぐ結果になってしまった。

約30分の休憩後、終点の憾満ガ淵を目指して再スタート。合峰(10時17分)、独標(11時6分)という2つの小ピークを通過して、11時58分に憾満ガ淵側の登山口に到着する。駐車場に戻る途中、何処かに入って昼食をとろうと思ったが、生憎お昼時になってしまったため、良さそうな飲食店はどこも満席状態。仕方がないので、昼食は自宅近くまで我慢することにして、空腹のまま家路に着いた。

ということで、“意外に手強い”という4年前の印象は今回も変わらなかったのだが、その主な原因はおそらくこのコースの“歩きにくさ”にあるのだろう。登山道のかなりの部分が木の根に覆われていたり、深くえぐれていたりするため、気楽に歩ける区間が比較的短いような気がします。