紅葉には少し遅かった赤城山

今日は、妻と一緒に群馬県にある赤城山を歩いてきた。

おとといのディズニーランドの疲れが残っている可能性を考慮し、ルートは黒檜山〜駒ヶ岳の2座を周回する初心者向けコースを選択。最近のヤマレコのレポートを見ると駒ヶ岳を先に歩くパターンが多いようだが、俺が5年前に歩いたときの記憶によると黒檜山への急傾斜を下りに使うのはやや危険であり、前回同様、時計回りに歩くことにする。

さて、紅葉シーズンということで少し早めに家を出たのだが、午前7時過ぎに付いたおのこ駐車場はまだガラガラ。こんなハズではと首を傾げながら7時18分に出発し、朝靄の消えかかった大沼湖畔を歩いて行くと、青空を映した湖面に赤城神社の朱塗りの橋と周囲の紅葉が映えてとても美しい。

7時34分に着いた黒檜山登山口から山歩きが始まるが、大きめの石がゴロゴロした急斜面はやはりちょっと大変。猫岩(7時56分)付近からは時々大沼の様子を眺められるようになるが、肝心の紅葉は早くも終わりかけのようであり、中腹より高い位置に生えている木々では既に葉を落としてしまったものが多い。

結局、それなりの急登は駒ヶ岳との分岐(9時4分)まで続いたが、新調したばかりの妻の赤い登山靴はピッタリ足にフィットしているようであり、弱音を吐くこともなく黒檜山の山頂(1827.7m。9時7分)に到着。ほぼ無風の“絶景スポット”からは周囲の景色を見渡すことが出来るが、北側ではガスが上ってきているようであり、会津や日光方面の山々が次第に視界から消えていく。

コーヒー等を飲みながらゆっくり休憩した後、9時52分に再出発。やはり我々とは逆に反時計回りで周回する登山者の方が多数派らしく、これから黒檜山を目指す多くの方々とすれ違うことになるが、鞍部からその山頂を見上げてタメ息をついている中高年の姿もチラホラ。それに比べ、駒ヶ岳までの道のりはいたって楽チンであり、最後の階段を上って10時44分に山頂(1685m)に着く。

この頃になると北側はガスで真っ白になってしまったが、依然として風のない山頂は休憩に最適であり、大勢の登山者に混じってカップラーメン等で空腹を満たしてから11時21分に下山に取り掛かる。急なところにはしっかりした鉄の階段が整備されている下山道はとても歩きやすく、やはり時計回りに歩いたのは間違いではなかったと思いながら登山口(12時9分)を経て12時11分に駐車場着。本日の総歩行距離はちょうど5kmだった。

ということで、見頃を迎えている湖畔の紅葉を眺めながら帰途につき、道の駅「ふじみ」に併設されている「見晴らしの湯ふれあい館」で汗を流してから無事帰宅。来週は別の用事が入っているので紅葉目当ての山歩きは実行不可能であり、う〜ん、今年の紅葉見物はどんな結果になるのでしょう。