キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

今日は、家族で「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」を見に行ってきた。

前作の「キック・アス(2010年)」を見てから早3年、正直、これほど続編の公開を待ちわびていたのは久しぶりのこと。まあ、それほど前作が面白かった訳であるが、早く続編を作らないとヒット・ガールに扮するクロエ・グレース・モレッツがアッという間に大きくなってしまうからという特別な理由もある。

で、拝見させて頂いた感想であるが、まあ、ギリギリで間に合ったっていうところかなあ。1997年生まれのため公開当時の年齢は16歳で、高校生というキャラ設定にもピッタリ。また、欧米人には珍しい童顔ということで、前作のイメージがかなり忠実に受け継がれているのが嬉しかった。

アクションシーンの9割を自分で演じたという前作に比べると、スタントマンに頼る部分がかなり増えていたように思われるが、まあ、現在の売れっ子ぶりを考慮すれば十分に満足できるレベル。彼女の場合、アクションの最中に表情がコロコロ変化するのが特徴的であり、これがとても可愛らしい。

ストーリーの方は、前作の“冗談半分”的なノリからすると、相当“マジ”な方向へ変化しており、中盤あたりから死傷者数も急増。マーク・ミラーらしい“悪意”もエスカレートしているのだが、一番狂っているのが敵キャラの方で、キック・アスやヒット・ガールが比較的まともなところがほんのちょっぴり物足りなかった。

ということで、敵役マザー・ファッカーの驚異的な生命力のおかげで、第3弾も期待できそうな展開。しかし、それにヒット・ガールが登場するかどうかは微妙なところであり、まあ、あまり期待しないで待つことにいたしましょう。