ミツモチ山

今日は、妻と一緒に矢板市にあるミツモチ山を歩いてきた。

当初、福島県一切経山あたりを考えていたのだが、妻から“近場が良い”という要望が出されたため、急遽、目的地を再検討。折角のハイキングなので、出来るだけきちんと整備されたコースの方が良いだろうということで、県民の森内にコースが付けられたこの山を選択し、午前7時45分にキャンプ場の駐車場を出発する。

駐車場の東側にある舗装道を進んでいくと、最初に第一展望台への分岐が出てくるが、そこは帰路に使うことにして直進し、次の“ミツモチ山”の標識がある分岐を右手に入る。期待していた天気はイマイチであり、薄暗い杉の樹林帯の中に続くコースはあまり面白くないが、今日は話し相手がいるので気は紛れる。

登山道の様子は2年前に歩いたときよりも相当“寂れた”印象であり、途中まで行われていた笹の刈り払いが終わってしまうと、第一展望台分岐(9時22分)の手前付近では胸の高さまで伸びた笹の藪漕ぎを強いられる始末。“整備されたハイキングコース”という期待は、完全に当てが外れたようである。

さて、スタートから約2時間でようやくミツモチ山の山頂(9時48分)に到着。他には誰もいない展望台のベンチに腰を掛けて腹ごしらえをしたが、見晴らしの方は雲の下からようやく矢板の市街地が眺められる程度でこちらも期待ハズレ。帰路は、第一展望台分岐を左に入り、第二展望台(10時6分)〜第一展望台(11時4分)を経由して、12時丁度に駐車場まで戻ってきた。

ということで、コース、天候ともに少々不本意な内容の山歩きになってしまったのだが、意外にも妻にとっては往路での藪漕ぎが新鮮に感じられたらしく、“なかなかワイルドだったぜぇ”と言って笑っていた。この分でいくと、これからの里山歩きにおいて頼もしい相棒になってくれるのかもしれません。