ベルリン交響楽団 3大交響曲

今日の夕方は、家族と一緒に、県の総合文化センターで開かれたクラシック・コンサートへ行ってきた。

マンガの“のだめ”以外、ほとんどクラシックに縁がない我が家であるが、去年と今年のお正月、たまたま2年続けてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の“ニューイヤーコンサート”をTVで見る機会があった。まあ、クラシックといってもヨハン・シュトラウス親子のワルツが中心ということで、我々夫婦のような素人にも親しみやすく、TV を見ながら“たまにはクラシックのコンサートも良いねえ”なんて話し合ったのが今回の発端。

その後、妻がネットで探し出してきたのがこのコンサートであり、あのベルリン・フィルのコンサートを地元でしかも格安の料金で楽しめる上、演奏曲(の題名?)はみんな聴いた(聞いた?)ことがあるものばかりということで、迷わず決定。後日、ベルリン交響楽団ベルリン・フィルは別のオーケストラということが判明し、割安感は若干低下したものの、娘ともども今日の日を楽しみにしていた。

さて、いよいよ始まったコンサートの1曲目はシューベルト交響曲第7番「未完成」。ヴィリ・フォルストの「未完成交響楽(1933年)」でも聴いている筈であるが、今日の3曲の中では一番馴染みが薄く、俺にでも分かるような明らかな管楽器のミスがあったりして、印象はいまひとつ。続く、ベートーヴェン交響曲第5番「運命」は、思っていたよりもアップ・テンポ(?)で演奏され、これで第1部が終了した。

15分間の休憩の後、第2部はドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」で幕を開けるが、これが、第1部がこの曲のためのウォーミング・アップに過ぎなかったのかと思わせる程の迫力ある演奏。親しみやすいメロディが多いこともあって、しみじみと“良い曲だなあ”と思いながら至福の時を過ごさせて頂く。

アンコールは3曲あったが、帰ってから調べた曲名は、ブラームスの「ハンガリー舞曲」第5番にビゼーの「アルルの女」からファランドール、最後はエルガーの「エニグマ変奏曲」のニムロードとのことであり、いずれも第2部でのノリをそのまま活かした素晴らしい演奏だった。

ということで、我が家にとっては初めての本格的なクラシック・コンサートであったが、妻も娘も楽しんでくれたようであり、まずは大成功。今後も、取っ付きやすそうなところから気軽に楽しませていただこうと思います。