ウォルト・ディズニー展とボストン美術館展

今日は、我が家のGWのメインイベントということで、東京で二つの展覧会をハシゴしてきた。

最初に行ったのは、松屋銀座店で開催されている「生誕110周年記念 ウォルト・ディズニー展」。着いたのが早かったため、デパートの裏手にある喫茶店で時間を潰し、午前10時の開店時刻のちょっと前に入り口に並ぶ。かなり前の方だったが、スタートダッシュに失敗(?)したこともあって、8階にある会場へ入場できたときにはそれなりの人込みになっていた。

パネルと動画を中心とした展示内容は、まあ、いたって普通ではあるが、なかなか要領よくまとめられているという印象。ウォルト・ディズニーが、ハリウッド進出後、最初に手掛けた作品がアニメと実写の合成だったというのは、彼の進取の気象をよく表した興味深いエピソードだった。

見学後、昼食の場所に予定していた煉瓦亭に移動するが、なんと今日は休業日。仕方がないので、近くにあったスペイン料理系のレストランで昼食を済ませてから、「ボストン美術館 日本美術の至宝」が開催されている東京国立博物館へ向かう。

正直、最初の方に展示されている奈良・平安期の仏画なんかは見ていてあまり面白いものではなかったが、時代が新しくなるにしたがって見ごたえのある作品が増えてくる。中でも、長谷川等伯の「龍虎図屏風」、尾形光琳の「松島図屏風」、そしてラストを飾る曽我蕭白の「雲龍図」といった大作の持つ迫力は、やはり実際に見てみないと分からない。大人気の伊藤若冲の作品「鸚鵡図」を見られたのも嬉しかった。

ということで、日本美術に関しては、これまであまり熱心に見てこなかった訳であるが、今回、妻がいつになく熱心に見入っていたのがとても印象に残っており、これからは近世以降の日本画も我が家のレパートリーの範疇に追加しようと思いました。