青森旅行(第3日目)

青森旅行の最終日は、これまた俺の我侭で十和田市現代美術館へ向かう。

青森市内から車で片道2時間弱かかるのだが、まあ、こんな機会でもないと訪れるチャンスはまず無いだろうということで、昨日に引き続きちょっと早めに朝食を済ませ、午前9時を少々回った頃に美術館に到着。建物の裏側にある狭い第一駐車場はちょうど満車になったところだったが、歩いて数分のところにある第二駐車場はまだガラガラ。

入口のところにある“フラワー・ホース”の前で記念写真を撮ってから、いざ、館内へ。最初の部屋にあるのが、これが一番見てみたかった“スタンディング・ウーマン”であり、4メートル近い巨体から発せられる迫力と、どこか悲しそうな表情から漂ってくる悲哀とが渾然一体となった雰囲気はこれまでに経験したことのない独特なもの。

それ以外にも“ザンプランド”や“無題/デッド・スノー・ワールド・システム”等、何とも不思議な作品を鑑賞した後、屋外のアート広場に設置されている遊具のような楽しい作品で気分転換が出来るのもありがたい配慮。作品数が限られているため、ちょっと物足りない気持ちはあるものの、まあ、我々凡人にとっては、これくらいが飽きないで楽しく見ていられる限界なのかもしれない。

予定では十和田市内で名物の“馬肉のバラ焼き”を食べるつもりだったが、現代美術の鑑賞が意外に早く済んでしまったため、青森市内に戻って、長男に教えてもらった“味噌カレー牛乳ラーメン”で昼食にする。そのネーミングからもっとゲテモノ的なイメージを想像していたのだが、実物は意外にあっさりとした口当たりであり、問題なく完食出来た。

ということで、その後はA-Factory〜アスパム新青森駅でお土産を買いあさり、午後4時過ぎの新幹線で帰宅。快くお付き合いいただいた長男には改めて感謝申し上げるところであり、来年は娘も連れて是非三人でお邪魔したいと思います。