GANTZ

今日は、なかなか降り止まない雪の中、家族で「GANTZ」を見に行ってきた。

二宮和也松山ケンイチという、我が家では割と評判の良い二人の主演というのが映画館まで足を運んだ主な理由であるが、娘も原作となった漫画の方は読んでいないということで、“GANTZ”という名称が石森章太郎原作のTV番組「がんばれ!!ロボコン」のガンツ先生に由来することも、本作を見て初めて知った。

死の直前(?)にあった人々を国内各地から集めてきて、彼等に謎の宇宙人を退治させるというのが本作の基本的なパターンであり、“どういう方法で?”という点に目を瞑ってしまえばむしろ単純で分かり易い。“どういう理由で?”という最大の問題点に関しては次回作で明らかにされるらしいので、まあ、今回は比較的気楽な気分で鑑賞することが出来る。

CG、アクション、デザインについては、それぞれ“まあまあ”、“不満”、“悲惨”といったところであり、あの黒いパワードスーツ(?)の貧弱さは、正直、見ていてかなり恥ずかしい。アクションシーンも、出来れば海外からプロの経験者を招致してきちんと指導を受けるべきだったと思う。

ということで、まあ、変な欲を出さなかったことが幸いし、全体的には割と良くまとまっていたのだが、娘の感想は“子どものネギ星人が殺されるところから、ずーっと気持ちが悪かった”とのこと。先日の「キック・アス(2010年)」は一緒に喜んで見ていたのだが、やはり女心というのはなかなかデリケートなようです。