ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

今日は、宿泊地であるディズニーランドのオフィシャルホテルを出発し、娘をアパートまで送り届ける予定だが、その途中、シネマイクスピアリに立ち寄って「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を見てきた。

原作はマーベルコミックなのだが、比較的マイナーな作品らしく、俺自身の予備知識はほとんどゼロ。しかし、既に公開されているアメリカ本国では大ヒットを記録しているということで、アメコミ好きの娘共々日本での公開を首を長くして待ちわびていた。

さて、内容は痛快なスペースオペラであり、ノリの良さは天下一品。一般的に、シリーズ物の第一作目は主要キャラクターの紹介に時間を掛けすぎるため、肝心のエピソードがスケールダウンしてしまう傾向があるのだが、本作ではキャラ紹介を必要最低限に止め、スピード感満点のアクションシーンを次から次へと見せてくれる。

ストーリーもなかなか複雑であり、クライマックスとなるラストの空中戦では、ガーディアンズ、ロナン一味、ラヴァジャーズ、ノバ・コーズの四者が入り乱れての大混戦になるのだが、それぞれの役割分担が明確なため、見ていて混乱するようなことは皆無。監督のジェームズ・ガンは、やや鈍重なイメージのあった「スーパー!(2010年)」とは大違いの緩急自在な演出を披露してくれていた。

ということで、主演のクリス・プラットの印象がやや弱いところだけが気になったが、まあ、その点を除けば十分満足できる内容。しかも、いろいろな謎が持ち越しになっているため、次回作を製作する上での自由度は極めて高く、本作を越える大傑作になることはほとんど間違い無いものと思います。