太郎山

今日は、お盆休みの間隙を縫って日光市の太郎山に行ってきた。

この山には、裏男体林道の先に車を止め、新薙を辿って登るのが最短コースなのだが、今年のテーマは“ロングウォーク”ということで、山王峠から山王帽子山を経由して登る周遊コースを選択。午前5時過ぎに着いた光徳の駐車場には車中泊と思われる車がかなり止まっていたが、そんな方々のお邪魔にならないよう気を使いながら、5時12分に出発する。

最初は、光徳牧場前の舗装道を進み、「山王峠2.1km」と記された標識(5時17分)のところを左折して山道に入るが、一昨年、切込湖・刈込湖からの帰りに反対方向から歩いたときに比べ、笹がきれいに刈り払われていてとても歩き易い。山王峠の標識(5時49分)のすぐ先にある山王帽子山・太郎山への分岐(5時52分)を右折すると、間もなく舗装された山王林道(5時53分)に出る。

林道に出た所には何の標識も無いのだが、そこを右折して少し行くとガードレールの先に太郎山の登山口を示す標識(5時55分)が立っている。そこから再び山道に入り、樹林帯の中のそれなりの急坂を上っていくと、30分くらいで山王帽子山の山頂(2077m、6時27分)に着くが、ここからの見晴らしはほとんどない。

これまでの間、山道の両側の笹はきれいに刈り払われていたのだが、次の小太郎山に向かう途中(6時38分)で、突然、刈払いが中断されており、そこから先のルートは笹薮に覆われたまま。まあ、背丈が低い笹なので藪漕ぎとまではならないが、下りで足元が見えないのはかなり不安であり、そんな状態の中、6時46分に小太郎山との鞍部に辿り着く。

幸い、その先からは山道が再び広くなっており、今は通行止めとなっているハガタテ分岐(6時57分)を過ぎ、7時27分に小太郎山の山頂に到着。ここからの360度の眺望は実に素晴らしく、男体山や女峰山、白根山といった俺にでも識別可能な山々が一望できる。北方に見える双耳峰は多分燧ケ岳に違いない。

小太郎山から太郎山までは痩せた岩尾根の上を歩くことになるが、距離が短いので問題はない。剣が峰(7時32分)を通過し、7時48分に太郎山(2367.5m)の山頂に立つことが出来た。ここで本日初めての休憩をとり、夏場の山歩きの定番となったウィダーインゼリーを一袋食べてから再出発。

来た道を少し戻り、何故か先程は気付かなかった分岐(7時57分)を新薙・三本松の方向へ進むと、火口跡という花の咲いていないお花畑(8時7分)を横切り、その先のガレ場が出てくるところに新薙の標識(8時15分)がある。さすがに“日光三険”の一つといわれるだけあってこの付近の傾斜はかなり急であり、上るのも大変だろうが個人的には下るほうがずっとイヤ。

9時14分、ようやく登山口のある林道まで下りてきてホット一息。ここで山靴&Zen Stoneをスニーカー&iPodにチェンジし、Paul Simonの「There Goes Rhymin' Simon」とTrafficの「Shoot Out at the Fantasy Factory」を聴きながら三本松方面分岐(9時33分)〜光徳方面分岐(10時22分)と裏男体林道を歩き、10時34分に駐車場に戻ってきた。

ということで、iPodには先日購入したRS Earphone #02 Whiteというスポーツ・イヤホンを使ってみた。確かに外からの音は良く聞こえ、後ろから来る車のエンジン音にもちゃんと気付いたのだが、外部の音とイヤホンからの音とを区別できないのが少々不安であり、やはりある程度使う場所を選ぶ必要があるように思います。