赤薙山〜女峰山

今日は、かねてからの目標の一つであった霧降高原から女峰山を目指すコースに挑戦してみることにした。

当初、富士山で8〜9時間くらいのロングウォークに自信を付けてからという計画だったのだが、それが意外に短時間(=6時間半弱)に終わってしまった上、この夏の天候不順の影響から山歩き自体も1月以上のブランクが出来てしまったため、いざ出発するまでは少々の不安はあった。しかし、このコースは女峰山までのピストンなので、まあ、苦しくなったら途中で引き返せば良いさと自分に言い聞かせながら、午前5時過ぎに霧降高原の第3駐車場に到着。

身支度を整えてから5時32分に駐車場を出発し、まず、リフト方向の右側にある「丸山ハイキングコース」の標識のところから登山道へ入る。最初は雑木林の中を歩いて行くのだが、それなりの上り坂となっているため早くも1月以上サボったことによる身体の重さを実感。しかも、昨晩、雨でも降ったのか、道は少々泥濘気味であり、帰りまでには乾いてくれれば良いなあ、と思いながら先を急ぐ。

丸山方面(5時43分)及び第4リフト乗場(5時45分)への2つの分岐を通り過ぎるとようやく雑木林は終了し、6時2分にキスゲ平に到着。ここからは見晴らしの良い丈の低い笹原を進んでいくが、ゆっくり風景を楽しむのは帰路にということで6時26分に焼石金剛へ。

さらにしばらく進むと笹原は終わって樹木帯の中に入る。傾斜も次第にキツくなってくるが、巻道への分岐(6時42分)のところを直進してずんずん上って行くと6時50分に赤薙山(2,010m)に到着。しかし、山頂には鳥居があるだけで見晴らしは無く、証拠写真を撮っただけで先に進む。

ここから女峰山まではいくつかのアップダウンを繰り返すことになるが、ようやく体も山歩きに慣れてきたようであり、奥社跡(7時39分)〜ヤハズ(7時55分)〜一里ヶ曽根(8時19分)と順調に進んでいく。一里ヶ曽根の先にあるガレ場を下ったところに水場の標識(9時5分)があるが、今日は水とポカリで計2リットル用意してきているので立ち寄らずに先を急ぐ。

そして、ロープの設置された岩場(9時11分)を上り、ハイマツに覆われた道をしばらく進んでいくと、少々いきなりといった感じで女峰山山頂にある祠のところに出ることが出来、9時24分に女峰山の山頂(2,483m)に到着。霧降からほぼ4時間かかったことになるが、1月間のブランクがあったことを考えれば、まあ、こんなものなのかなあ。

前回(6月27日)に比べるとお天気はイマイチであり、男体山大真名子山の頭は雲に隠れていたが、それでも山頂からの見晴らしは気持ちが良い。ここで腹ごしらえを兼ねてしばらく休憩することにしたが、次第に登山客が増えてきたので15分くらいで切り上げて下山に取り掛かることにした。

帰りは、途中、水場に立ち寄った(=ルートからあまりに近すぎてGPSのログ上では識別できない。)のと、赤薙山の手前から巻道に入った以外は、基本的に来た道を戻るだけであり、通過時刻は次のとおり。
岩場(9時50分)〜水場分岐(10時16分)〜一里ヶ曽根(10時29分)〜ヤハズ(10時50分)〜奥社跡(11時5分)〜巻道分岐(11時46分)〜本線合流(11時54分)〜焼石金剛(12時7分)〜キスゲ平(12時27分)〜駐車場(12時55分)

初めの頃は帰路も順調であり、まだ時間も早いので丸山にでも寄ってみようかと思いながら歩いていたのだが、赤薙山の先から続く下りの連続で次第にヒザへの負担感を覚えるようになり、その上、焼石金剛の手前あたりから小雨が降り出したため、地面はツルツル。とても寄り道をするような余裕は無くなってしまい、ようやく駐車場に着いたときには、正直、ホッとした。

ということで、全体で7時間半弱の山歩きは結構大変だった訳だが、その間、耳元で力強く励まし続けてくれたのが、先日追加購入したZEN Stone 2G(ピンク改)。こちらには、アルバム単位では聴かないような曲をたっぷり入れておいたので、中身は完全に“懐かしのヒットパレード”になっており、これって、中高校生の頃の俺にとっては正に夢のようなことなんだなあと思いながら聴いていました。