大倉山&三倉山

今日は、裏那須に位置する大倉山と三倉山を“表”から歩いてきた。

この手前にある流石山までは3年前に北温泉から歩いたことがあるのだが、そのときは天候がパッとしなかったので大倉山と三倉山は割愛させていただいた。先日、妻と一緒に久しぶりに朝日岳周辺を歩いたときにこの3年越しの宿題を思い出し、まあ、花の時期は既に過ぎてしまったろうが、その分、静かな山歩きが楽しめるのではということで、撤退の目安を午前10時に定め、5時ちょうどに峠の茶屋の駐車場を出発する。

予報のとおり天気は上々であり、そんな中を、峰の茶屋(5時28分)〜朝日の肩(5時49分)〜熊見曽根(5時56分)〜清水平(6時11分)〜北温泉分岐(6時18分)と歩いて、6時38分に三本槍岳(1917m)着。いつもはガスに包まれていることが多い山頂も、この日ばかりは360度の眺望が得られる。

ここからさらに甲子山分岐(6時47分)〜大峠(7時27分)と進み、2度目となる流石山の山頂(1813m)に着いたのは8時11分のこと。前回はここまで3時間半かかっているが、スタート地点を峠の茶屋に変更したため、今回は約20分の短縮に成功。これなら予定した時間内に三倉山まで行ってこられそうである。

さて、流石山から先は未知のルートであるが、晴天に恵まれた今日はほとんど天国のようなもの。那須岳の雄姿や三斗小屋温泉から上る白煙、沼ッ原の調整池等々を眺められるばかりでなく、これから歩く大倉山までのルートがしっかり視認できるので、道迷いの心配を含め、不安な点は全くない。

緩やかなアップダウンを進んで9時ちょうどに着いた大倉山の山頂(1885m)には、三倉山まで1時間という表示があったが、それは相当藪が濃かったという昔の話。きれいに刈り払いが行われたルートはとても歩きやすく、9時24分に今日の最終目的地である三倉山(1888m)にたどりついた。

ここではスマホは圏外だったが、自宅へは流石山からメールで経過報告をしておいたので問題はない。誰もいない静かな山頂で眺望を楽しみながらゆっくり腹ごしらえをした後は、歩いてきた道を引き返すだけ。大倉山に着く頃から所々にガスが立ち込めるようになり、眺望は悪化したものの、天気は最後まで概ね良好であり、楽しく山歩きを終えることが出来た。総歩行距離は24.3kmだった。

大倉山(9時57分)〜流石山(10時35分)〜大峠(11時11分)〜三本槍岳(12時24分)〜北温泉分岐(12時49分)〜清水平(12時55分)〜熊見曽根(13時11分)〜朝日の肩(13時18分)〜峰の茶屋(13時43分)〜駐車場(14時8分)

ということで、最後の難関である大峠から三本槍岳までの上り返しは意外に楽に感じられたのだが、帰宅してから確認したところ、3年前(=1時間5分)より10分近く時間がかかっていたことが判明し、ちょっとだけガッカリ。この遅れが老化に伴うものでないことを祈るばかりです。