奥久慈男体山〜鷹取岩

今年はいくつか県外の山にも登ってみようと思っているところであるが、今日はその手始めとして茨城県大子町にある奥久慈男体山に行ってきた。

駐車場の所在地が分らないため、近くにあるらしい大円地山荘というそば屋の住所をカーナビに入力して出発した訳であるが、国道118号線を左折したあたりから道幅は次第に狭くなり、対向車とのスレ違いが困難と思われるような道を延々と走らされた末、午前9時2分にようやく大円地駐車場(といっても、実際は路肩の広くなった部分)に辿り着いた。

そこのすぐ先にある登山口から、まずは奥久慈男体山の山頂を目指す訳であるが、きちんと設置されたコース表示どおりに歩いていくと9時8分に一般コースと健脚コースとの分岐に到着。ここを健脚コースの方に進むと滝倉分岐(9時23分)を経て9時29分にようやく展望岩のある尾根に出られたが、ここから見上げる男体山の山頂までは急な岩場が続いており、まだまだ気が抜けない感じ。

実際、ここからは鎖場の連続になる訳であるが、慎重に登っていけば特に危険を感じるほどのことはなく、9時51分に無事山頂(653.8m)に立つことが出来た。山頂は360°の眺望が広がっており、その景色を楽しみながら、地図とGPSを使ってこれから進む鷹取岩方面の位置関係を確認した後、再出発。

そこから最初の経由地である大円地越には10時21分到着。ここからは一般コースを通って大円地駐車場に戻ることも出来るが、今回はここを左方向に上って行き、櫛ヶ峰(10時39分)、続いて小草越(同48分)へと進んでいく。ここまできて「〜越」というのが鞍部にある峠の意味であることにようやく気付くが、小草越から下りて行く道はあまり歩かれていない様子であり、相当の藪こぎを強いられそうである。

さて、このあたりはいわば断崖の上を歩くような感じになるので、眼下にある民家の風景なんかが良く見える。そんな眺望を楽しみながら、フジイ越(11時14分)を経由して11時23分に本日の最終目的地である鷹取岩(460m)に到着。この岩上からの入道岩を含んだ眺めはなかなかのものであり、ここでちょっと早目の昼食をとった。

帰りはフジイ越(11時41分)まで引き返し、そこを左折して駐車場方面に戻る。道幅は狭く、ロープのお世話になるところもあるが、まあ、小さな子供でなければ何とかなるレベル。途中にある分岐はGPSで位置関係を確認して右手に進むが、直進方向は古分屋敷駐車場に続くものと思われる。

最後の、もうすぐ林道というところで民家の庭先に出そうになってしまったため、再びそこを右方向に進むが、途中から踏み跡が消滅してしまう。おそらく、先程の民家の方に出るのが正解だったのだろうが、まあ、駐車場はもうすぐそこの筈なのでかまわず斜面を下りて行くと、ちょうど登山口のあたりで林道に出ることができ、12時10分に駐車場に戻って来られた。

全体で3時間強のコースであったが、起伏に富んだ山道は変化があって面白いし、コースからの眺めもとても良い。ここの最大の問題は駐車場まで行く途中の道の狭さだと思うが、まあ、地元の方々があれで我慢しているのであれば、あまり贅沢も言えません。

ということで、今日は再びZEN Stone 2GBを使ってみた訳であるが、やはりフリーズが多いなあ。まあ、クリップ一本で簡単にリセットできるので使えないことはないんだけど、フリーズする度に立ち止まることにより、歩くペースが乱されるのがちょっと困る。もしかしたら取り込んだMP3ファイルに問題があるのかも知れないので、一度確認してみようと思います。