沼原湿原〜姥ケ平

那須の紅葉が見頃ということで、茶臼岳の麓にある姥ケ平に行ってきた。

最初、沼原湿原の駐車場から白笹山、南月山を経て姥ケ平に辿り着くコースを考えていたが、妻が同行することになったため、急遽予定変更。彼女の体力を考えて、まずは沼原湿原から目的地の姥ケ平へ直行し、帰りのルートはそのときの状況次第ということにした。

朝7時頃に沼原湿原の駐車場に到着し、身支度を整えて7時15分に歩き始める。とりあえず最短コースということで、あらかじめ調べておいた湿原に降りないコース(=駐車場から湿原方向へと進み、「鳥獣保護区」の看板の先を右折したところに入口がある。)を選択。山中の紅葉を楽しみながらいつもよりゆっくり目のスピードで歩いたため、日の出平分岐から三斗小屋分岐までは随分時間がかかったような気がしたが、9時15分頃にようやくひょうたん池分岐に到着した。

あいにくの曇り空で山頂は雲の中というコンディションではあったが、茶臼岳の西側斜面を彩る紅葉の美しさはやはり格別。特にひょうたん池のほとりから見上げた景色はまさに絶品であり、妻も大満足の様子だった。その後、姥ケ平で早目の昼食をとり、相談の結果、帰りは牛ケ首〜日の出平を経由して沼原湿原に戻るルートに決定。

ところが、牛ケ首方面に斜面を登り出した頃から次第にあたりはガスに包まれはじめ、牛ケ首に着いたときには凄い風が吹いている。いつ雨が降ってきてもおかしくないような状況のため、とても休憩を取るような気分にはなれず、「晴れていたら、眺めは最高の筈なんだけどねえ」と妻に愚痴をこぼしながら日の出平まで急ぐ。

そこを右折すると林間コースになるため、ようやく強風から解放されて一安心。しばらくの間、落ち葉が敷き詰められた笹の中の道を慎重に下って行くと、日の出平分岐に到着。妻に尋ねるとまだ余力は残っているとのことなので、駐車場近道のところを直進し、湿原を半周してから午後12時30分に駐車場に戻ってきた。

ということで、今回は妻が同行してくれたため、ヘッドフォンをつけてiPodを聞く訳にはいかなかったが、こんなときのためにと用意しておいたRockridge SoundのISP-01を初めて屋外で使って見た。これはiPodに接続できる小型のスピーカーで、今回、これを使ってBenny Goodmanの名盤「Live at Carnegie Hall」を聴いてみたんだけど、残念ながらこれが相当のパワー不足。まあ、値段が値段なのでしょうがない面もあるんだけれど、うーん、これでもそのうち慣れるのかなあ。