スパイダーウィックの謎

ゴールデンウィークの最終日、妻と娘を連れて「スパイダーウィックの謎」を見てきた。

妖精が出てくるファンタジーなんだけど、本場の英国ではなくてアメリカが舞台というせいか、出てくる妖精は醜悪、かつ、人間に敵対的な方々が多く、そんな悪玉妖精のボスであるマルガラスと人間との戦いが本作のクライマックスになる。

人間側の代表である双子の兄弟ジャレッド&サイモンを一人二役で演じるのは、「ネバーランド(2004年)」や「チャーリーとチョコレート工場(2005年)」に出演していたフレディ・ハイモア君で、本作でもあいかわらず達者な演技を披露してくれている。まあ、特に驚くようなストーリー展開がある訳ではないが、子供向けのファンタジー映画としてはよくまとまっている作品だと思う。

ということで、小学生の頃に原作(全5巻)を読破したという娘の話によると、ラストは映画用に作り変えられていたものの、一応、これで一件落着であり、続編は無いとのこと。俺としては、本作における男親の扱いにやや納得できない点があったため、次回作での名誉挽回を期待していたのだが、残念ながらその機会すら与えられないらしい。