シュレック3

梅雨どきの暇つぶしということで、俺としては「ダイ・ハード4.0」を見たかったんだけど、娘の賛同が得られなかったため、やむなく第二候補の「シュレック3」のほうを見に行ってきた。

妻と娘は前作もしっかり映画館で見ているんだが、キモカワ路線が少々苦手な俺(=ピクサー派)は、このシリーズをまともに見るのは今回が初めて。でも、TVのCM等でこれまでのおおまかな人間関係(?)等は把握していたため、鑑賞に当たって特に支障はなく、結構楽しめました。何度かお下品なギャグも出てきたが、まあ、許容範囲。

お話しのほうは、CMにも出ていたシュレックJr.の出産、育児が中心になるのかと思いきや、途中から宿敵チャーミング王子とシュレック一派との“遠い遠い王国”の覇権をかけた権力闘争の話しがメインになり、最後は亡き国王の後継者であるアーサーが王位を継承してメデタシメデタシ。でも、このアーサー君、典型的ないじめられっ子タイプという設定で、騒動がこのまま収まるとはちょっと考えられません。

おそらく、早くも製作が決定している「シュレック4」では大ネタの“アーサー王伝説”が控えており、本作はそれの前フリ、寄席でいえば膝代わり的な位置づけになるんじゃないのかなあって期待しているんだがどうだろう。アーサー君以外にもグィネヴィアやランスロット、それに魔法使いのマーリンもちゃんと出てきていたしね。

ということで、ストーリー的には比較的あっさりした作りではあったが、随所にちりばめられたギャグはなかなか面白く、全体としてみればそれなりの水準を維持しているあたりは流石です。特に、終盤のお姫様軍団の活躍は一見の価値あり!